あぶらとり紙の話

逆らうようなことをしたわけではないけど病院の中でちょっと逆らいにくいのが看護婦(看護師というのが正しいのかな)さんだったりします。何かとお世話になることが多いし、できれば注射の巧い看護師さんに当たったほうが入院生活はすこしは変わるのではないか、と思います。
で、両親が入院したときに看護師さんってのは入院生活を左右するけっこう重要な人だってことはほんと良く判りました。
ところが病院によっては謝礼のようなものを拒否する掲示がある場合もあって、しかし、ありがたいと思ったときにちょっとした謝意を示したいこともあるわけで、詳しくは云わなかったもののそういうとき相手が負担にならないようなのって何かありますか?ってことを会社の異性の先輩に訊いたら、ひとつのヒントがあぶらとり紙でした。むくつけき野郎には思いつかなかったアイデアで、善は急げと大丸でとりあえず1ダースくらい買い、そのあと何かのときに渡してみたらすんなり納めてもらえ、受け取り拒否はまったくありませんでした。それをみて、ああ看護婦さんである前に化粧とか気にしてる普通の女性なんだなー、ってのがよくわかりました。


なにげない発想や行動の中にも、なんかこう性別に固有のものって出て来るような気がします。