鳥頭の証明

あまり褒められた話ではないのですが何かしながら同時に別のことをすることが得意ではありません。意識がそちらへむかわないことがあります。

たとえば考え事をしながら手を動かしていると、手を動かしているにもかかわらずおのれの行動をすっかり忘れてることがあります。比較的よくやるのが朝コーヒーを飲むことが多いのですけど考え事をしてるとコーヒーに砂糖を入れたかどうか咄嗟に忘れてしまうことで、ふと「あれいれたっけ?」となり、甘ったるいコーヒーよりブラックのほうがよほど良いので「まあいいや…」となり、ブラックをすすることになります。それほど困った事態になってないのでぜんぜん反省に結びつかず、ので、コーヒーを淹れる時点で予めコーヒーシュガーを見える位置に出しておくという予防の行動に結びつかず、ぜんぜんカイゼンされません。年に何回かやっちまいます。鳥頭は数歩歩いて忘れますが、数歩も歩いてないのでもしかしたら鳥頭よりヒドいかもしれません。

今夏日傘を買って重宝していたのですが、無くしてしまってます。先日、日傘をさして最寄り駅まで行き、改札を通る前にああそうだPASMOにチャージするんだったっけと気が付き券売機に寄り、そのまま改札を通り、勤務先についた段階で紛失に気が付いています。直前まで抱えてる仕事に関してあれこれ考えていて、そしてそうだチャージだとそっちへ思考が行き、日傘を畳んでカバンに入れるという行為をせずおそらく券売機の横かどこかに置いてしまい存在を忘れ、そのあと再び考え事をしだしてしまいそのまま改札へ行ってしまったものと思われます。

このまま書き続けると鳥頭よりひどいことの証明になってしまうので話を変えると日傘といってもそんな高いものではない1500円程度のものなので金額的にはさして悔しくはないのですが、いかんせん今夏の猛暑でだいぶ助けられたので急な別離がちょっと惜しい…というのはあります。モノに惜しいというのは変かもしれませんが。

台風が明けて再度猛暑が来るようだったら、日傘を改めて買うつもりです。たぶんそれは忘れないと思うのですが。