きしめん偉大なり

個人的なことを書くとごはんを夕食まえに炊くことが多く、そして事前に献立をある程度考えて買い物をすることが多く311の直後に米が売り場から消えたときは買ったものを活かすため、代替品としてマンナンごはんというダイエット用蒟蒻入りのパックライスと冷凍の赤飯を買っていました。非常時に贅沢はいえないのですがダイエット食はほのかに懲りて万一の時のためにパックライスを常備するようになり、新型コロナの初期にも米不足がありましたが常備のパックライスで凌いだ後は作り置きのけんちん汁に冷凍うどんを突っ込んでいたりしました。過去の米不足のときはどちらも半月もかからずに元に戻った記憶があるのですが、今回は8月のあたまには米の棚がスッカラカンだった状況が3週間以上経ても変わりません。ついでに書いておくと東京の多摩です。

ここではてな今週のお題「お米買えた?」を引っ張ると8月に入ってから一袋は買えていまはそれを食べています。

しばらく余裕があるもののこのままゆくと9月の半ばには底を尽くと思われ、その頃には復活してるとありがたいものの、楽観的観測を予定に組み込むのは愚の骨頂のはず。なので、いまある米を温存するため、2日ほど夕食を麺類にしたことがありました。

きしめんが手許にあったのでうち一回は蒸し焼きにした茄子を多めにしたうえで大根おろしを添え冷水でしめたきしめんの上に載せつゆをぶっかけ、つまり茄子おろしきしめんにし、もう一回は豚小間やシイタケなどをいれた熱めの醤油ベースのつけ汁に冷水でしめたきしめんをつけて甲州のおざら(≒冷やしほうとう)っぽく食べています。どちらも名駅甲府で食べたことのある料理のマネですがそこそこ美味しく好評だったので、論理の飛躍を承知で書くと、きしめんは偉大だな、と(異論は認める)。

きしめんは先日名駅で思い付きで買っていて、軽はずみな行動がめずらしく功を奏しています。大事なことを書いておくときしめんは茹で時間がはやいのが夏には良いのですが、いかんせんのびやすいのが難点です。あと、きしめんに限らず冷たい麺類って天ぷら以外魚はあいそうにないのがネックと思っているのですが、ここらへん勉強不足かもしれないのでこのへんで。