日曜の朝の留守電

天気が良かったので厚手の洗濯物を干してから出かけようとしていて、その作業が終わったあとに充電が完了したスマホに着信と留守電の形跡があるのを確認しました。なんだろう?と思って確認すると番号は個人的に取引してる銀行の支店の電話です。留守電の声は名刺を頂いてる顔見知りの人で

「お伝えしたいことがありますので再度かけ直します」

とだけ入っていました。ちょっと待て、日曜の朝に銀行から連絡ってなんだよ、なにかあったのか?と考えて折り返し代表の番号に電話をしたのですがつながりません。待つのも一つのテなのですが「イタズラだろうか、いやいやだったら支店の代表電話から掛かって来ねえよな」とか「もしかして不正引き出しとかなにかあってその対応で電話にでれないのだろうか」とか思考は悪い方向に転がります。その後の予定をちょっと待ってて貰ってカードと通帳を持って支店のあるところへ行くと日曜だけあって開いていません。どうしたものかなあ、とスマホで銀行本体の緊急電話ってないだろうかなどと検索したものの、あわてる乞食は貰いが少ないを地で行ってそんなもの見つかりませんでした。困ったな、どうしようか、ともう一度かかって来た電話番号に掛けると今度はなぜかつながり、顔見知りの人が電話口に。

「出先なのですが、ど、どういうご用件でしょうか」

といくらかしどろもどろになりながら問うと

「こんど支店を移転することになりまして、店番は変わらないのですが、お知らせしようかと考えまして」

とのことで。

住宅ローンなどの相談会で日曜に出社してたこと(相談会がはじまる前に電話を掛けたこと)、しかし予約制なので銀行の表のシャッターは閉めていたこと、いまは手が空いていること、こちらが平日に居ないので念のため休日に掛けたこと、など謎はすべて解け、かつ、不正取引とかでは無かったようで。電話を切ってから「あああああああああああもう」と言葉にならない牛のようで牛ではない唸り声が出てます。

敗因としては良くない事態を勝手に想像して正直焦って動き出してしまったことが一番デカいです。でもって電話ってメールと異なりその用件がわかりにくくて不便だよなあ、と。

とりあえず事故もなく笑い話にできたので今日のところはヨシとしたいです。