「2度あることは3度ある」がちょっと怖い

少し前の話をします。

「ああ、こういうふうになりたくはないな」と思う人はいて、できれば避けて通りたいけどなんのめぐりあわせか避けて通れぬことがあります。死んだ母がまだ生きていて抗がん剤を打っていた頃、抗がん剤の影響で手先がしびれていたことがありました。運悪く銀行で用紙を書かねばならぬ用があって付き添いで銀行までついて行き、代筆しようとしたら「ダメです」と(まあそりゃそうだよな、とは思ったのですがともかく、やや)高圧的にいわれ、かといって若干痺れがあるので慎重にならざるを得ず、当然いくらか時間がかかりました。そのときにその銀行の人が(母は気がついてなかったようなのですが)ため息をついていて申し訳ないと思いつつ、子としては親が厳しい状況に置かれてるときにそういう態度をあからさまにとられるのは地味にイヤで行員さんを横目に「ああ、こういうふうになりたくはないな」と感じつつ、それからはその銀行のその支店を避けるようになってます。

その銀行の向かいにみずほ銀行があって母の口座がそこにもあったのですが、やはりそこでも似た用事があって、しかし時間がかかってもため息をつかれることもなく逆にねぎらいの言葉すらありました。チョロい客かもしれませんがその経験から、向かいの銀行にあった口座をみずほ銀行のその支店に移していますし、母の銀行口座の残金も相続時にはすべてみずほに集約しました。もちろん母の応対をした行員さんは異動で居ませんが、投資信託は勘弁してくださいと頭を下げたもののその支店の人から別にすすめられた商品はその通りにしていて、(いまのところは)損はしていません。ついでに書くと給与の振り込みもNHK東京ガス毎日新聞などの口座振替もみずほです。私の身体をナイフで切ると血管からみずほの青い血が流れ出ます…ってそれはウソですが。

話はいつものように素っ飛びます。

合併して20年弱を経て相変わらずシステム障害が起きて、非みずほユーザーの彼氏から「変えたら?」とからかわれたのですが、カードをATMに吸われたりとかしたわけではないってのもあるのですが、人を信用するかシステムを信用するかになってくるのですけど、システムはポンコツかもしれぬものの過去のみずほの行員さんの姿勢を見てるとなんだか変える気にはならなかったり。もっともこれってもしかしたら「でも時々やさしいし」ってパートナーからDVを受けても別れないような盲信状態に近いのかもしれませんが。

2度あることは3度ある、っていうことわざがちょっと怖いですが(この1週間で2度トラブルがあったので)、記帳をこまめにして来てくれないほうが嬉しい万が一に備えます。