パソコンの修理を経験して

パソコンを触りはじめた初期の頃に、パソコンってのは猫みたいなもので、暑いと動きが鈍くなる、猫がひとつのことしかできないのと同様にいっぺんにいくつも指示をしたらとまどう、ってなことをいわれてます。それが妙に印象的で、猫を飼ったことはないもののなんだかパソコンの中に猫をみちまう・猫を飼ってる感覚があります。個人用のパソコンはいま3匹目…じゃねえ、3台目です。一昨年の秋にうちに来ました。

このパソコン≒猫という感覚があるのでちゅーるこそ与えていませんが乱暴に扱ったことは一度もありませんでした。ところが先月中ごろ、ACアダプタをつなげても通電せず、バッテリからしか通電しなくなりました。気がついたのがバッテリの残量が半分くらいになってからで、dynabookのあんしんサポートに連絡を取り、dynabookのスタッフの方の電話の指示通りに試行したら故障判定でした。

dynabookには修理状況を伝えるページもあって電話番号を入力するとアバウトな現況がわかります。予告では7日から10日だったのですが、日通航空のスタッフの人が引き取りに来てから数えて9日目に電話番号を入れて確認すると修理工場を出荷してて、ほんとに10日で戻ってきてて、日通航空さんが去ったあと、思わず「すげえ…」とつぶやいちまってます。同封されてたペーパーによるとメイン基板の故障によるものという診断で、メイン基板を交換したとのことでした。買うときに変なところでケチるな3年保証を入れておけと強く助言を受けててそれがまだ生きていたので資金的負担はゼロです。

忙しかったってのもあるのですが、このダイアリを一時更新しなかった理由の一つはパソコンの故障もあります。すこし時間があるときに眠らせてた二台目を立ち上げるとまだ生きてたのでいくらかは更新しましたが、帰宅してからパソコンに触らぬ読書中心の生活も楽で悪くありませんでした。いざとなったら、おれ、ほんとネットなしでもいいかも、とも思えています。これ、わかりやすい文章を書くというおのれに課した目標からずれてるので確実になまけ癖なのですが、楽したいなまけ癖の萌芽を確認できてます。

電源を入れて立ち上げると「おかえりなさい楠田(仮)さん!」と出てきました。それを眺めて思わず笑っちまったのですが、どうもわたしのパソコンからするとわたしが家出猫のようにどこかほっつき歩いてた感覚のようで。もっとも、いままでパソコンの中に猫がいる感覚だったのですが、なんだろ、楽したいなまけ癖を考えるとほんとは私のほうが猫に近い可能性を否定できにゃいかも。