猫をみる

必要があって本格的にパソコンを触ったのはエクセルを覚えるためでした。そのときに忠告を受けて、パソコンってのは猫みたいなもので、寝起きはあんまり良くないしあついと動きが鈍くなるし、猫がアクロバットな芸できないのと同様にいっぺんにいくつも指示をしたらとまどうから、ってなことをいわれました。自分用のパソコンを買ったのが2005年の夏のボーナスの後くらいで、ずっと東芝ダイナブックをつかってましたけど、忠告どうりなんだかパソコンの中に猫を扱う感覚でいました。猫は飼ったことがありませんが。
ここんところ電源を入れてもなかなかWINDOWSがたちあがらなかったり、メールが受信はできても送信が失敗したり、なんてことが起きると「ああ取り次いでくれる猫がご機嫌ななめなのかな」なんて勝手に解釈してたのですが、不調が続くとさすがに心配になってきます。そのことをなんのきなしに最近友人に口にしたらメモリを訊かれ、正直に調べて256MBであることを知らせたら、そのメモリにほんとは500くらい必要なノートン様をインストールして動いてること自体が奇跡だってなことをいわれました。過酷な負担・労働を強いらせてたみたいです。疲れてすねたりストライキをおこしてたわけっすね(そういう問題じゃないかもですが)。
余計な負担をかけてたつもりはないのですが、6年働いてるパソコン(のなかに住んでた猫)をそろそろ眠らせてあげる時期なのかな、って頭では理解できました。
いまの賢そうなダイナブックをみてると、自宅へつれて帰ってうまい具合に飼いならすことができるかな、相性よくやってけるだろか、ってなことをまず考えちまったり。
パソコンは動物じゃないって判ってはいるんすが、なんとなくパソコンに猫を見ちまうのです。