私は検察官ではありませんが風呂敷は融通が利くのである程度のまとまった資料を手持ちで持参するときなどに私物の風呂敷をつかうことがあります。最初は不思議そうな顔をされるのですが、なれてくると風呂敷をみた先方が「あ、また大風呂敷ひろげるのですね」とか茶々がはいることがあります。ここ数年は以前京都で買い求めた風呂敷をつかっていたのですが最近親しい人に「それ欲しい」といわれて、同じものがないのでクリーニングしてからあげちまいました。
でもって今日、別の風呂敷をつかってたんすがそれを見た人に「風呂敷、いつものじゃないんですね?」といわれ、「欲しいっていう人がいたのであげちゃったのでそのかわりのおニューのやつ」と経緯を述べたら「あー、欲しいって手をあげればよかったな」と本気とも冗談ともつかぬ口調でいわれちまい、軽く頭をさげて謝ったんすが、なんだろ、いわれれみれば風呂敷を褒められた記憶があってもそこらへんまでは全然気がつかなくて、そういう物欲しげな視線に気づかない鈍感なところがおれにはあるのだなあ、と思い知った次第。
でもって風呂敷って興味ある人は結構いるのかもしれないと思ってるんすが、どうだろ。