助六を観た

都心部は一時小雨模様でした。ここんところ東京は梅雨らしい天気になってます。

新装相成りました歌舞伎座歌舞伎座に用があったわけではなくて、そばの南海ビルにある岩手県物産のみせに用があって東銀座へ。

上はオフィスビルで、地下には地下鉄直結の木挽町広場という売店・土産物店や待合せのための広場ができています。地下には揚巻アイスクリームっていう砕いた歌舞伎揚げを散らした巻いたソフトクリームがあったりします。
揚巻ついでなのですが、今月に入ってから助六を観ています。今月末までこけら落し公演中・三部制で、夜の部の一番遅い演目が助六で、夜7時までに着けばなんとかなります。でもって、團十郎丈が勤めるはずだった助六海老蔵丈が(口上で幸四郎丈がその旨説明をしていた)、揚巻を福助丈がやってらしたのですが、助六海老蔵丈はカッコよかったです(ただたまーに滑舌の悪さがきになるのと、「こりゃまーたなーんのこってい」っていうおどけたセリフがあるのですが海老蔵丈はおそらく根がまじめすぎるのか野暮に聞こえて仕方なかった)。福助さんはときどき力を入れ過ぎというかオーバーというか、ちょっと品がないなあ、と思ったのですがこればっかりは大劇場で判るように演技するには仕方ないことなのかも(感情が高ぶればだれでもそうなるのかもだけど、でも太夫さんなので、ほんとは上品さがでてないとまずいんではないかなあ、と)。あと、白玉さんの七之助丈がキレイでした。
劇場は以前に比べて狭くなっちゃった・小さくなっちゃったかな、という印象があるのですが気のせいかも。

歌舞伎稲荷は以前は知ってる人しか知らないところ(一階の喫煙所の扉からでたところ)鎮座ましましていたのですが玄関そばの、誰もが参詣できるわかりやすいところに遷座と相成りました。
兎にも角にも復活はめでたかったり。