堂下げ

浅草の有名なお祭りに三社祭ってのがありますが、明治期までは3月17日と18日でした。浅草の漁師が網にかかった観音様を発見したのが3月18日で、三社祭はそれに関連したものだったのですが、いまは浅草神社独自のものとして5月になってます。浅草寺ができたあとに発見した漁師や浅草寺の最初の僧を神として祀ってるのが浅草神社です。ですからほんとは浅草神社浅草寺は表裏一体なのですが明治期の神仏分離で別になってます。で、毎年3月の18日前後に浅草寺浅草神社でやるのが浅草寺本尊示現会という祭礼です。で、浅草寺本尊示現会の一環として16日に堂上げというのがありまして神霊を入れた浅草神社の神輿が浅草寺本堂へ行き本尊と逢わせ、今日は堂下げといいまして神輿を浅草寺本堂から下げて周囲を反時計まわりで雷門を通過させ、浅草神社へ戻りました。

そういう事情があるので今日は雷門の提灯はたたんであります。

で、浅草寺へおまいりしたときに、神輿が浅草神社に戻ったところに出くわしました。

浅草神社の神輿三基、神社勢揃(判りにくいかもっすが)。
明日は金龍の舞ってのが披露されます。