特に自分で率先して聴いた曲じゃないけど印象に残って気に入った曲ってのがあって、まともに一度もCDは買ってないっすけどスマップの「青いイナズマ」「SHAKE」「ダイナマイト」あたりも該当します。もう10年以上前の曲になります。この3曲はたしか当時はチャート一位を争っててほんとあちこちでかかっててそれが自然と耳に入ってたんだと思うのですが、たぶんいまでもそらで全部歌えます。
で、社会人になって大阪にいたころ寮から勤務先に向かう途中阪急京都線の踏切があって警戒音が鳴ったり電車の通過時に旬ではなかったけど頭に入ってたこの3曲を不思議とよく歌ってましたし、名古屋へ異動してたころには名駅のレジャックのそばに新幹線と東海道線の高架があってその下でもよく歌ってました。見知らぬ土地で馴染むまでちょっと時間がかかってたんすけど、どこかすっとしてました。歌うことで。記憶した上でさらに声に出して歌ってたのでそうかんたんに忘れっこないんすよ。


そういう過去があって、今日あるところで「SHAKE」のメロディが流れてきたんすけど、防禦のないときにふいうちに音楽が流れてくると心の表面になにかが広がるんすよね。数秒後には残業を終えて寮に戻る途中にローソンで夜食をかってビール片手に高架下で歌ってる記憶が甦りました。なんというか、記憶を牽引し心理的な時間を止める力ってのを音楽は持ってると思います。そして好きな曲・お気に入りの曲に「慣れてしまう」とか「聴き飽きる」ということは全くないっす。今もって、ほんと不思議なことに。
なんでなんだろ。