ヒッピハッピシェイク問題

おそらく繰り返し書いてると思うのですが、昭和の終わりにおニャン子クラブというのが居ました。

セーラー服を脱がさないでいまはダメよがまんなさって

という歌詞のある曲があって、その頃は十代前半だった私は具体的にどういう場面かの詳細は知らぬもののなんとなく歌詞から察していて、テレビをそれほど視聴していたわけではないけど曲が流れてくるたびにわりと曲と歌ってる人たちに嫌悪感がありました。そのうち童貞も処女も失ってしまうのですが曲に対しての嫌悪感は変らずで、ああおれはいわゆる「むっつりスケベ」というやつなのだろうか、それとも変な奴なのだろうか、と悩んでいた時期があります。大学で刑法各論の授業で公然わいせつ罪のあたりを学んでいた時に、性に関しての羞恥感情は性という人間の本能に対して人間の品位というのがやはり存在して反発することによって羞恥心が形成され、それが性の非公然原則などにつながる、という説明を読んで、性の非公然原則があるなら、性をあからさまにうたっていた曲を嫌悪していたおのれは変じゃなかった・間違ってなかった、と安堵してます。はてな今週のお題「アイドルをつづる」なのですが、そんな経験をしていたので(ほんとは本人たちには関係ないとばっちりだとおもうのですが)女性のアイドルに対しても嫌悪感が抜けず興味は持てないまま今に至ります。恋するフォーチュンクッキーの振り付けは覚えましたが、AKBは誰が誰だかまったくわからないままです。

以下、くだらないことを書きます。

ほぼ同世代で年齢が近かったせいもあってアイドルというと同性のSMAPには妙に親近感を覚えていました。もっともコンサートなどには行ってませんし特定のメンバーの熱烈なファンでもありません。でもいくつかの曲も覚えてはいます。覚えてはいますが理解はできていない曲があります。SHAKEもその一つです。よく理解できていない一例を挙げると

シェイクシェイクブギーな胸騒ぎチョーベリベリ最高ヒッピハッピシェイク

という歌詞があります。ここでシェイクはshakeとすると、shakeは揺れるとか瞬間という意味があってでもってそれを二つ繰り返し、ブギーな胸騒ぎにつながるのでこの時点でのシェイクは「揺れる」の意味でしょう。揺れるとするとリズミカルとかそこらへんを連想させますからブギーな胸騒ぎは音楽的な高揚感をあおるような胸騒ぎという意味にとれます。ここまでもかなり苦しいのですが。

問題はその先です。

「チョーベリベリ最高」なものがなんなのか、です。Hippy Hippy Shakeってビートルズの歌にあるのですが、おそらくたぶん関係ないはずです。でもってヒッピハッピシェイクがhippy happy shekeだとして、shekeを瞬間とするなら、hippyは大きな尻という意味があってそれが幸せな瞬間でチョーベリベリ最高!となるともしかしてお尻に頬を寄せてるの?という状況を想像できます。というのはそのあと「二人ならヤレルヤ」というなにをヤレルかは断定してないけどなにかしらの関係を推測できることが可能な意味深な歌詞もあるのです。ですが(品が無くてもなぜか許せるけど)やはり品がありませんしこれが正解と思える自信もありません。でもってブギーを尊重してshekeを揺れととらえると大きな尻のhappyな揺れ、それがチョーベリベリ最高、という解釈も可能なのですが、そうすると「二人ならヤレルヤ」の意味がちょっと何をヤルのかよくわからなくなってしまいます(音楽をヤルとかありえますが)。もっとも「明日からハレルヤ」に合わせただけでヤレルヤには意味はないのかもしれませんが。はじめて聴いてから二十三年近く経過してるのですが、なにがチョーベリベリ最高なのか、まだ理解できていません。

昔のアイドルの曲の歌詞ってなんかこう、いろいろ考えさせられるものがありますよね(異論は認める)。