私は口紅を持ってないし、誰かにあげたことも無いのでどっちが高級とか質がいいとかはわかりません。化粧品のことはよくわかりません。ですが語ります。
で、上記の本で全然関係ないとこでほほー!と唸ったのが、カネボウ資生堂の闘いです。カネボウはゼロから化粧品を立ち上げたんですが、初期の、全く話にならないくらい体力差のある頃から資生堂の向こうを張って、喧嘩を吹っかけてきたのです。資生堂がキャンペーンを打つとカネボウも負けじと似たようなキャンペーンを打つ。ほんとは全然対等とはいえないほどの差があるんだけど、なんか買うほうは同等のイメージでカネボウを見てしまう。資生堂の土俵に上がって喧嘩を売る。資生堂も無視すればいいのに無視が出来ないようになってくる、という闘い方です。もっともカネボウ本体がかなり傾き始め、結果的にカネボウ化粧品は独立を維持できずに花王の軍門に下りますが。



で、似たようなことをたぶん人によってはリアルでもやる人はいます。
他人の土俵に乗っかって他人を否定、批判とかです。喧嘩ではなくて。


批判して相対的に自分の方が上と思うって自己肯定感を得るために無意識でやってる人はいると思いますです。実力以上の他人に喧嘩を売って自分を大きく見せ、影を見て大きくなった自分に満足することもあるでしょう。これはけっこうリアルな人間関係で私は見てきましたです。乗っかられたほうはたまったもんじゃないんですが。ネットでもいるはずです。匿名性をいいことにたぶんコメントをして相手を否定したりする。そのコメントが建設的ならいいのですがそうでなかったりすると乗っかられたほうはたまったもんじゃないだろうな、と思います。幸い、このダイアリーはありがたいことにほとんど忠告か感想でたぶん喧嘩売られたことはないのですが。