今週のはてなのお題は「書くこと」です。
書いてて印象的だったことのひとつにパンツの件があります。いちどもあったことはないWeb上での付き合いの友人たちに「勝負パンツをはいてうえから揉まれたとき、ちょっと待てーそのパンツ高かったんだ、脱がせてくれって思ったことない?」ってなことを書いたことがあります。笑われながら・呆れられながらもわかるわかるっていわれて、おそらくくだらないことなんすがとてもその反応が嬉しかったのです。私はゲイタウンに行かないクローゼットの中の人間でそんなことは誰にも言わなかったのですが、でもなんだか書くことによって、ひとりじゃなかったんだってことを思い知ったのです。以降、書くということはひどく魅惑的なことに思えるようになりました。
もっとも魅惑的なことばかりではありません。これまた前にも書いたかもしれませんが書くのは得意ではありません。けっこうびくびくしながら書いています。なんでびくびくするかってのはわけがあります。他人の書いてる文章ってのはたまにわけわかんなくなることがあります。よく「面白い」という言葉があります。他の人にとって面白いことがあったとして、でもそれはなにかしら他の知識を詰め込んでないとぜんぜん面白くないことがあります。その知識がない・補充説明がないとさっぱりわからないことがあったりします。でも面白いってんですから、面白いのかもしれません。そこで直面するのは面白さのわからない俺はバカだったのか、ということです。私はカッコつけずにバカでもいいじゃんと思ってしまうところがあります。ほんとにバカかはわかりません。書いた人とよむ人が違うんですから、わからないことがあっても不思議ではありません。差異があるんすから、同じものを見てもどう感じるかは人次第です。でもっておのれが判らなかった文章を読んで、なるべくごく一部のひとしかわからない文章を書かないようにしようと決めていますが、おのれが判ってることが他人が判ってる保証などないわけで、通じるだろうか、という不安を感じてしまうことがあるので、びくびくしています。びくびくしながらも書いています。びくびくしながらなぜ書くかっていったら、なにかしら記録を残しておくことは大事なことなのではないか、って思っているからです。他の人にとって意味があるかっていったらわかりません。意味って「おもしろい」っていう言葉同様に人の中での整理のツールで、その人の脳内にしか役に立たないからです。
ここではいいことだけ・かっこいいことだけ書くのはどこか間違いだと思ってて、じたばたしたことも書いてます。カッコつけない、っていうことを決めた時点で失うものはあまりないです。もしかしたら読みやすさを含め、もっとまじめに考えたほうがいいのかもしてませんが。書くことは、その人の思考の反映なのではないかと考えてるのですが、考えたこと・目で見たこと以上のことはかけないし、根が真面目ではないのでそこらへんできなかったり。