横浜港へゆく

元旦は疲労回復のため眠れるまで眠ってました。今日は外出する気になったので初詣へゆき、その足で横浜へ。海を見たくなったからっす。ちなみに渋谷から40分くらいで横浜の旧市街へ行けます。関内で昼飯を軽く食べて軽く散策。

伊勢佐木町松坂屋跡です。閉店したっていうニュースは聞いてたのですが、建物はまだ残ってました。たぶん横浜でいちばん古い百貨店だったはず。何度か入った記憶がありますが相当年季の入った古い建物でした。伊勢佐木町周辺っていうのは横浜でも戦前からある町なのですがかならずしも交通がよいところではなく、すこし離れた横浜駅前のほうに大阪からきた高島屋とそごうが出てきてそちらの二店が集客競争を繰り広げたら干上がっちまい、結果閉店に至った経緯があります。
でもって「ゆず」がデビュー前にストリートライブをやってたのがここ。なんでここへきたかって、そりゃ「ゆず」を聴いてたからっす(ここで、ではないけど)。
この後、馬車道を東進。


ブラタモリ・横浜編で出てきたアイスクリームの碑。横浜は日本におけるアイスクリーム発祥の地といわれてます。実はここ何回も通ってる道なのですが、この碑がなんなのか、正直ブラタモリを見るまでまったく判りませんでした。

この母子像とアイスクリームになんのつながりがあるのかは、(ほんとかどうかは兎も角として)番組でタモリさんが解説してたのが妙に腑に落ちました。「I scream!(きゃーと叫ぶ)」つまり I scream=icecreamにかけてるのではないか、っていうやつ。マザーグースに「I scream. You scream. We all scream for Icecream」なんてのもあったはずですよね、たしか。



馬車道を進んだあと、横浜港大さん橋へ。手前に見えるのがブラタモリ・横浜編でもやってた通称「象の鼻」。開港直後につくられた防波堤です。防波堤の向こう、右手の白い建物の左のひらべったい建物が桟橋の上に建つ国際客船ターミナルです(ターミナルに見えないかもっすけど)。

大桟橋側からみた「象の鼻」とみなとみらい地区。みなとみらい地区というのははるか昔に造船所があったところ(といってもまったく知らないのですが)を再開発して横浜の副都心にしたエリアです。手前の赤い低層の建物が赤れんが倉庫の成れの果て(いまはショッピングセンタ)その後ろの4分の1にカットしたメロンを地面に突き刺したような白い建物がインターコンチネンタルホテル、左のいちばん高い建物がランドマークタワーです。プロジェクト自体はまだ(たしか)完成してなくてそのうち神奈川に拠点が多い日産の本社が移転してくる予定。

大桟橋上のターミナルは個性的なデザインです。ビルには見えませんが一応ビルになってて一階が駐車場、二階にターミナル入り口や出入国関係の事務所や税関等が入ってます。写真は二階入り口。ただ残念なことにちょっと宝の持ち腐れ状態で、週末に伊豆諸島へ行く定期船が寄航する他は実際には旅客船がそんなに入ることはなくて、去年は月に1回ってなこともあったようです。

ターミナルの屋上です。屋上は送迎デッキと広場を兼ねてて自由に出入りできます。通称は「くじらのせなか」。こういう設計を採用した役所の気概って(無駄な公共事業っていわれちまいそうだけど)正直すごいと思います。

屋上は木製の床です。ポリシーとして階段をなるべく排除してスロープで対応。

反対に町をみるとこんな感じ。
このターミナルはいまから7年位前にできた作品です。数年前に相手にここにつれてきてもらって二人してここを見て歩いたんすが、それまで建築に興味はなかったんすが建築ってけっこう面白いんじゃないか、って思った場所です(メンテナンスは大変そうだけど)。



海のそばに生まれたわけではないのにたまに無性に海を見たくなることがあって、ついうかうかと横浜まで来ちまったのですが、海を見て満足したのでこのあと帰京しました。