暦の上では4連休ですが、残念ながらカレンダーのようにはお休みになりませんでした。

4日は休めてて上野にいました。でもって動物園へ(上野は動物園の中に五重塔があるのです)。
お目当ては両性爬虫類館です。現在、特設展示として捕食されないための工夫・生き延びるための工夫についての特設展示をやっています。よく食物連鎖っていいますが、被食者・食われちまうほうは食われないための方策を考えます。たとえばファイヤーサラマンダー(火蜥蜴、でもヤモリに近い)というのは捕食されそうになると、毒をだし身を守ります。トカゲは毒は出さないけど身を切り離してしまう(自切という)ことで逃げ切ります。擬態というのですが、カエルの種族の中には見つかりにくくするために表面をコケそっくりに似せるやつがいたりします。またヘビの中にも毒を持たないにもかかわらず毒を持つヘビそっくりのものがあります。それらについて実物、動画等を駆使して説明がなされていました。知識として知っていたことを実物であらためて確認するというのはやはり勉強になります。いまさら勉強してどないすんねん、ってのもありますが。生物の世界は複雑で勉強すればするほど興味深くみえちまうような気が。
でもって、ふりかえって考えてみると、攻撃は最大の防御って言いますから他人の悪口≒毒を吐くことで近寄らせないようにする・他人の目を積極的にわが身に向かせないようにする、なんてことをするひとはいますし、周囲に合わせることで目立たなくすることなど私はよくやります。生き物である以上、生き残ることってのは両生類・爬虫類・人間ともにあんまりかわらないのかもしれません。
両生類・爬虫類以外もちゃんと見学。

ハシビロコウも。こういうときもうちょっといいカメラが欲しくなるんすけど、でも逢えたからいいかな。

すぐ後ろで別のカップルの「ほら、あれが赤ちゃん運んでくる鳥」「へー」という会話をしてて、Σ(゚Д゚;となったのですが(振り返る度胸はなかった)、赤ちゃんに縁がないけど、ハシビロコウが連れてきてくれたらうれしいかも。