リニア・鉄道館へ

日曜に私用のほうで用があって名古屋へ行ってて、その日のうちに帰るのではなく、今月になってからちょっと休みがとり易くなったので、月曜も休みにして貰って寄り道してました。ほんとほっつきあるいてますね。以下、月曜日の記録です。
熱田神宮
朝の熱田神宮です。

熱田神宮名古屋市内にある古くからの神社で、そろそろ1900年経ちます。熱田大神を祀ってますが、ヤマトタケルの東征の話にでてくるいわゆる「草薙の剣」です。その剣がここに埋められて1900年、と。

弘法大師が植えたとされてるクスノキ弘法大師がなぜここにいるのか謎といえば謎なんすが。つか、なぜか広葉樹が多いっす。ここ。
私は社会人になってから土地勘のない名古屋に来て一時期を過ごしてたのですが、さすがに熱田はなんべんか来ています。たぶん理解されにくい習性だと思うのですが、雑木林のそばで育った人間なせいか、木の多いところが落ち着くのです。へんだなー、って自覚はあるんすが。

本宮を遠くから。ちょうど新嘗祭の準備中。

ちなみにここにはニワトリがいます。神鶏かどうかはわかりませんが。
【リニア・鉄道館】
でもってリニア鉄道館へ。「速さ」というのを日本の鉄道は追い求めてるところがあるのですが、その伝統を担ってきた車両が展示されてます。

(左)モハ1型(右)ED11型電気機関車
ED11型は大正時代に東海道線の電化に際してGEから購入し国内で組み立てた機関車です。日本の鉄道技術は外国の技術を取り入れるところからはじまってます。右のモハ1型は車体は国内ですが主電動機等はGEのもの。

(左)0系新幹線(中)381系特急「しなの」(右)クモハ52型
クモハ52型というのは、戦前に京阪神間で走らせてた電車です。いまでも京阪神ではJRの新快速は高速運転しますが実は戦前からの伝統でして主にそのためだけに作った電車なんすけど、いまでも通用しそうなデザインです。戦後にこの形式をつかって高速化・超距離化の実験を行ってます。
381系電車というのは1970年代に作られた振り子式の特急車で、カーブの多い山岳区間や海岸べりでスピードを落とさずに走れる車両です。曲線をより高速で通過しようとすると遠心力がかかって転覆の恐れがあるので減速しなければならなかったのですが、あらかじめ重心を低く、車体を軽量化したうえで、車体と台車のあいだにコロをかませて遠心力を受けそな曲線を通過するときに車体を傾斜させ減速せずように済むようにしました。この振り子式の構造を実用化したおかげで長野方面の中央線や出雲市方面の伯備線和歌山県紀勢線のスピードアップが可能になりました。
日本が誇る新幹線技術の最初の車両0系は説明不要でしょう。

さて0系は最初は最高速度210キロ、そのあと220キロだったのですが、平成のはじめの頃より対飛行機対策として登場したのが最高速度を270キロとした300系です。スピードアップために車体を軽量化してます。この車両の運用開始にあたって「のぞみ」という種別ができました(ただ、こいつは今でも乗るのですけど、けっこう制御装置がやかましく、わりと揺れます)。もう廃車がはじまってて、ここに展示されてます。そっか、もうそんなに経つのか。どうでもいいですけど、この300系の先頭部分、0系に比べてなに考えてるかわかんない顔や、といわれて、どう答えていいか、返答に詰まったことがあります。

MLX01-1と呼ばれる、リニアの試作車です。で超電導電磁石を利用して、磁気で浮上し、磁気で推進してるんすけど、浮上させる方はともかく推進するほうはいまの鉄道より高速で運転できる代わりにいまの新幹線より実は電気を喰っちまうようです。実用化に向けて動きはじめてるのですが電力消費のことを考えると頭の痛いところで、「いかに速く」というのは、永遠の夢なんすが、難しいっすね。

高速化の陰で消えたのが食堂車です。10年くらい前までは100系二階建て新幹線で運用されるひかりには階下にキッチン、二階にレストランの食堂車が連結されてることがあったのですが、のぞみが大増発されるとひかりの影は薄くなり、のぞみだと東京まで名古屋から100分、大阪から2時間半、岡山から3時間半、広島から4時間となってくると必要性が薄いと判断され、のぞみには連結されなくなりました。

ファミレスよりちょっと高めのお値段で、いちども利用したことがないままなくなっちまいました。近くを通るとすきっ腹を直撃するデミグラスソースの独特のにおいがしたんすけどねー。
新幹線ではないものの紹介しておきたいものをふたつほど。

キハ181気動車です。電化されていない山岳区間用の特急車です。12気筒ターボエンジン搭載の、出力のでかいパワフルな装備でスピードアップを図ったのですが、いかんせんやかましいのと燃費がよろしくない、という欠点がありました。でもそれなりの時間短縮をもたらしたのは事実です。

117系電車です。1980年代に阪急との競合が激しい京阪神名鉄との競合が激しい愛知県下に集中投入された新快速のために設計された快速用車両で、当時の阪急や名鉄の電車を意識して設計され、最高時速は110キロしかだせませんが競合他社線からの引きはがしに一定の効果をあげました。「もっと速く」というのは技術者だけの執念だけではないはずっす。

模型にあんまり興味はないのですが、けっこう大きめのジオラマは圧巻。また手動でなんとかする超伝導による浮上・推進の仕組みの解説ってのもあったことはあったのですが、ちょっと博物館的要素はすくなくて解説も決して多くありません。どちらかというと展示館的なものです。個人的には面白かったけど、ちょっと残念かなあ、という気もしました。

場所は金城埠頭というところ。自動車運搬船が接岸してて、輸出用の自動車を積み込んでました。どうするのかな、と観察してたのですが、運転手さん数人のチームがひとり一台ずつ運転して船の中に入れてゆき最後にライトバンが運転手さんを迎えに行く、という、考えてみればそれしかないよな、ってな方法をとってました。
名古屋駅前】
名鉄百貨店前のナナちゃん人形です(私が名古屋にいたころはヌードが基本だったのですが、いつの間にかいろんな服を着てるようになってて、ちょうどドラゴンズの連覇が決まるかどうか、っていう時期だったので、ドラゴンズのユニフォームを着用)。ナナちゃん人形の股の下をくぐって東京に戻りました。

ここんとこ、けっこうしんどかったりするんすけど、この日は正直どこか頭のふたが開いたような感じで、脳内から雑事を追いやって過ごしました。
ふたが開いたまんまだと支障がでるので、もちろん閉じてきたつもりなんすが、脳内がクリアになったような気がしてならんかったり。
錯覚かもしれないし、熱田大神か、ナナちゃんの仕業かもしれないのですが。