ブーメラン

福島の排水についての案件が外国の要請だか何だかってのが正しいのかどうかわかんないし、秘密なことなのかどうかはわからないけど、いちばんあるべき姿は【秘密】ってきめたら、それを守り抜くことです。しらを切らなきゃいけない。たとえ良心に背こうとも、職務上知り得た秘密は絶対だまってなきゃいけなかったりします。【秘密】にしなきゃいけないことはほんとに【秘密】にしときゃなきゃいけない。
でも、秘密を知ってる人間・持ってる人間、もしくは抱えきれないほどのことを抱えちまった人間が一番望むことってなにかっていったらげろって、楽になることです。だからここだけの話、っていっちまうわけっす。


それが【秘密】でなかったとしても、知ったことでもなるべく黙ってたほうがいいことなら黙ってるのがが社会人だとおもうのだけど、やはり秘密とか抱えきれないことを知った人間ってのは、弱いんだろうなあ、なんてことを内閣参与である阪大の先生が外国でしゃべっちまった話をきいてやはり思ったんすが。


一番深刻なのは、秘密保持ってのができない人が組織の中にいるってわかった場合、デリケートな案件についてその組織に相談できなくなるし、組織自体に信用がなくなることです。ちなみに外国からの要請が事実ではないってことであったら、今回のことはそれもそれで困るのです。組織のなかで情報がきちんと伝達できてなくて、統制がとれてないわけで、情報を伝えたとしてもそれがきちんと組織の中で共有できてない可能性がある上に、なにかの情報を与えたとしてもあることないことプラスされて漏れる可能性がある、ってことの証明みたいなもんになっちまうからです。
いまの政府の中枢部にはだれも相談しなくなるんじゃないか。たとえとして適当でないかもだけど、秘密が保持できないともだち・あることないことしゃべっちまう友達に、誰が相談します?

じゃあ、てめえはどうなのよ、っていうと、私は匿名で秘密をここでげろってるから人のこと言えないんすが(ブーメランブーメラン)(西條秀樹調に)。