蔵出し写真・早稲田胸突坂

なんのきなしに写したものの、記事にするほどではないというか、時機を逸したというか、ブログにアップしなかった写真です。

東京は坂の街です。あちこちに坂があります。そのうちのひとつ。早稲田のそばにある通称、胸突坂。ブラタモリにもちょこっと出てたかも。

登る時に胸を突くようになるほどきつい坂なので胸突坂、という俗説があります。「階段ってのは、一段飛ばしする為にあるのでなく、着実に進むためにある」ってのを思い出すくらい、微妙に一段飛ばしがしにくい、微妙にすべてを見通せない、わりかしきっつい坂です。

で、登りきったところが目白台とよばれるあたりです。
振り返るとこんな感じ。微妙に曲がってるのが判りますかね。
東京には「山の手」っていういい方があるのですが、本来の「山の手」ってこういうところなんだろな、と思ってます。
ここ、学生時代に教えてもらったところなんすけど、先月早稲田に用があったついでに寄ったときの写真です。幸い、周囲も開発もされずに残ってて、できればこのままであってほしい場所なんすが。


さて、明日役に立つどうでもいいトリビアをひとつ。
以前、親しかった相手に教えてもらったことなのですが、新しい道や階段・人工の道や階段はえてしてまっすぐなのですが、自然発生的な道や階段ってのは、たいていこの坂のようにまっすぐではありません。人ってのは、まっすぐってのを実は嫌ってるんじゃないか、放っておくとまっすぐに歩く性質を持たないんじゃないか?ってのが私の説なのですが、科学的裏づけはまったくなかったりします。一笑に付されちまったのですが、でもなんでなんすかねー。