ささいな浪費の選択に起因する零れ幸い

統計的な裏付けがあるとは思えぬものの「バカの大足、マヌケの小足、中途半端なろくでなし」っていう理不尽な言葉があります。このときの大足は何センチからかといわれるとわかりません。が、私は27.5から28あたりが欲しいのですが、住んでる街のヨーカドーなどを含め店によっては在庫がありません。私はおそらく多数派ではないはずで、少数派の大足族に入ってしまう可能性が高いです。大足族の名誉のために書いておくと、表面張力の研究と称してお酒を注ぐときにギリギリまで入れたことがないわけではないので私はバカかもしれませんが、ただ世の中の大足族が全員バカとは限らないはずです…ってそんなことはどうでもよくて。

靴を買おうとしても住んでる街のヨーカドーのように店によっては在庫が無いので靴のサイズを多めに品揃えしてある専門店のお世話になることが多く、いま出勤時に履いている革靴は記憶に間違えなければ吉祥寺の専門店で買ったやつです。靴にいつもこだわりがあるわけではありません。ただ、いま出勤時に履いている革靴を買った時に「少しだけお値段高いけどいくらか軽くてやわらかい靴」と「お手軽な価格で普通の重さの靴」を比較して、前者を選択しました。深い理由などなくて「羽根のように軽い靴、靴をくださいな」という小学生の頃に聴いた名前も知らない曲の歌詞が連想からかなぜかその日は頭にあって「ああ、軽い靴でも良いかな」とささいな出来心を起こし、ささいな浪費の選択をしてます。

いつものように話は横に素っ飛びます。

この前の日曜の未明に左足の薬指を強打しました。翌日念のため整形外科へ行って骨折してないことは確認し打撲という診断がでてます。長靴やブーツであると患部に障って痛みが出たり違和感があったものの、試しにいま履いている革靴にすると軽いほかにやわらかいこともあって患部が痛くなったり違和感がでたりはしませんでした。正直「助かった」とはそのとき心底感じています。はてな今週のお題が「最近あったちょっといいこと」なのですが、月曜以降この革靴のおかげで(乗換駅で階段を駆け上がるのはまだちょっとキツイものの)普段通り出勤できています。

ささいな出来心から軽くてやわらかいその靴を買ったのはほぼ偶然に近いです。それが僥倖をもたらすのですから、世の中何が起こるかわからないと思いました。もとはといえばそれは出来心からくる浪費に起因するので「やはり節約ばかリ考えてちゃいけないんだよ」と零れ幸いに乗じて脳内で悪魔がこっそり囁くのですけども。