浜離宮

汐留のすぐそばに浜離宮というところがあります。

汐留という言葉が示すように、海が近く海水を引入れた池がある公園です。
江戸期は徳川将軍家の鷹場として存在し、いったん宮内庁のものとなり「浜離宮」になり、戦後に都庁の管轄となり開放されて公園になりました。なんで立ち寄ったかっていったら、録画していたブラタモリの影響です。お目当ては鴨場。

個人的にすごく興味が湧いた、庚申堂鴨場です。こちらは海水の入らない池で、池から堀を引いてます。木製の水路のようなものが引き堀で、池の周辺に14ほどあります。ブラタモリと同じ説明をしますが、池にはあらかじめアヒルを飼っておき合図とともに引き堀において粟などで餌付けしておきます。池にアヒルのほかに鴨が居るときにえさの合図をすると、アヒルは引き堀で餌を貰えるもんだと思って引き堀に入ります。
ヒルにつられて鴨がやってくるとそれを

この監視用小覗きで確認し(鴨にさとられなかったのだろうかというのはともかく)、合図とともに人がでてきて鴨だけ網ですくいとる、というシステムです(網ですくい取れなかったら鷹匠の出番)。市川に似たような設備があることは聞いてたのですが、現物をみたくなったというか。
テレビを見て最初はほんとかな、と思ってたのですが、現物があって、隠れるには最適な物影があって、引き堀があるんすから、ほんとかもなんすけど(シャレじゃなくて)。
で、もちろん今は鴨猟もしてませんので、都の言葉を借りれば「野鳥が憩う、都心のオアシス」です。

鴨場でない池で、外国から来た観光客の人と目があって、口に手を当てて静かにしてたら、よってきたので、あわてて撮影。でもずれたっす。

猫の機嫌のようにあんまり天気は良くなかったのですが、以上かけあしながら江戸の痕跡の報告でした。