夏目漱石の「吾輩は猫である」の中で、ネコがネコにもルールがあることを紹介してて、たしかいちばん一番先に見付けたものがこれを食う権利があって、相手がこの規約を守らなければ腕力に訴えてよいくらいなのにもかかわらず「我等が見付けた御馳走は必ず彼等(人間)のために掠奪せらるるのである」と嘆いてるくだりがあります。ネコからすると人間のほうがわがままだという批難です。ネコって人に懐くようで懐かないことがあって、こちらの予想のように動いてくれないってなことを嘆く相手にそのエピソードを言おうかと思ってたのですがコーヒーと一緒に飲み込みました。かといって飼うのが大変だからといって見放すつもりにはなれないらしい。複雑だなあ、と思いつつ、でも人間一緒に生きる存在がないとつまんないのかなー、なんてことをちらっと考えてました。