もうちょっと、この人と話してたいなー、って思わせる話術があるかどうかってのはいい男の条件かな、と思うところがあります。下品な言い方すればもう一発、でもいいのですけど上品なほうだとビジネスとかでもそうで、次につなげるってのが果たせれば遊びでもなんでもその相手から認められたのかな、って思うときがあります。

背伸びしても限界っていうか、あるものを見せるのは簡単だけど、ないものをさもあるように見せるってのはちと努力が必要だったりします。でも努力でカバーできる部分ってそう多くはありません。自らに魅力がどれだけあるのか判らないけど、もともと多くないから必死になるわけっす。相手が対等じゃないとき、百戦錬磨なんてたとえがありますけど、百戦錬磨の戦士が50の力でこっちへ遊びの対象として来たとき、レベルの高くないこちらはその50にあわせるためにありったけの力を出さなきゃいけないときがあります。単なる遊びなんすけど、ふりかえると相手は半分の力でこっちは全力、なんてことがあったりする。

そういう情勢でこっちが積極的に次につなごうとしてるとき、先方から「またこんど逢えたら」なんていわれたら内心嬉しいのですが、けどどこか自らがすり減りそうな予感がするときがあります。「遊び」って余裕というかもともとの魅力や体力がたくさんある人じゃないと、なかなか難しいよな、と思います。でもそのときはけっこう必死ながら面白かったりするので、たまにチャンスのある「遊び」には真剣になっちまうのですけども。