私が子供のころはまだテレビが輝いていました。80年代のビデオデッキが普及する前は必ずその観たい番組の前にはテレビの前に座ってました(毎週欠かさず大河ドラマの独眼竜伊達政宗とか観ていて、フレッチャーおばさんの事件簿とかポアロシャーロック・ホームズも観ていたことがミステリに傾倒するきっかけになります)。テレビの影響力をまともに受けてたと思いますし、テレビに左右されてた、とおもいます。久米宏というひとの意見は判断材料のひとつにしてましたし傾聴に値するよな、なんて思ってた過去もあります。


ところがいま、個人的にはほんとにテレビを観なくなりました。
社会人になってから「めざましテレビ」は常習的に観てますがそれとてニュースや占い、天気予報のためで、ほかに毎週欠かさずにみてるのは料理番組がひとつだけ。最後にちゃんと観たドラマってタイガー&ドラゴンです。で、時間に余裕が出来たとしたら前はテレビをつけてたとおもうのですが、いまはネットする確率が高くなりましたしニュースもテレビじゃなくて神戸新聞ほか新聞社のサイトへ覗きに行くようになりました。極端な話、「めざましテレビ」以外なくても生きていけるかもしれません。そんななか地元のケーブルテレビがひどく熱心にデジタルテレビ対応を含めて入りませんか、ってやってくるのですが、そのウリのひとつがチャンネルの多さです。でもアニメを観るわけでも熱烈な野球ファンでもないのでそんなに沢山あっても観るわけじゃないので保留状態です。


そしてテレビにいま、なんかこう全然期待してないというか、何か魔法が解けたようにわくわくしたりはしなくなりました。これも大人になった証拠なんすかね。でもつまんない大人になっちまったのかも。