高島屋の中で華道の展覧会をやってるんすけど、それにあわせて高島屋のショーウインドがその流派の作品で埋まってます。で、「花笑み」というテーマでもって統一されてるんすけど、なんかこうわくわくする期待感を示してる作品が陳列されてました。他にもあったものの野郎のせいかキレイさってのに対して鈍感なのかきらびやかとか美しさってのに何も心動かされなくなってて、でもそのわくわく感が伝わってくる作品がものっそ印象に残りました。こういう楽しい雰囲気、好きでしょ?っていう主張がわかる。
その流派を飛び出したカリヤザキさんの作品を違う場所で見かけたことがあるんですが、カリヤザキさんのすごさってのは「どう?花ってこんなにキレイなんすよ!美しいんですよ!あなたほんとにわかってます?」っていう(まるであの口調でしゃべってるような)カリヤザキさんのいいたい華やかさってのが判らすところです。
言葉は全然使ってないのに伝わる華道って面白いな、と思います。


門外漢からするとなんだか面白そうに見えるのですがただ「その道」に入ってる人をリアルで知ってて「思ったものを表現する技術」が足らないことっていうことをひどく悔しがってるのを知ってるので「その道」はひどく険しいのだろうなー、と推測がつきます。でも、うまく表現できたときの喜びはでかいはずです。意思疎通できたときって、なんかたまに麻薬みたいな快感を私は覚えるのですが、言葉を介さない華道という表現ならなおのことのはずじゃないかな、と。