味噌汁の冒険2025

昔ベーコンエッグバーガーという名前のハンバーガーをウリにしてる店があったのですが、卵が苦手なので食べたことがなく、その店も急速に見かけなくなり、ので、ベーコンは長いこと存在は知っていてもあまり手に取ることはありませんでした。見方が変わったのは米軍基地を見学した際に、フレンチフライドポテトの上にゴーダチーズを溶かしさらに刻んだカリカリのベーコンを振りかけたもの食べてからで、塩を振る代わりの刻んだカリカリベーコンが目からうろこで、ベーコンに興味をいくらか持つようになっています。卵が相変わらず苦手なのでベーコンエッグはリクエストがあれば作りはするものの積極的に食べていませんが、輪切りのピーマンとあわせて炒めたりしてるうちになるほどベーコンから出る塩気が食欲を増進するのかな…くらいの分析はできるようになりました。

いつものように話は横にすっ飛びます。

何年か前に一時的に塩分制限をしたときに土井善晴先生の本にだいぶ助けられ、以降、なるべく目を通すようになっています。土井先生の書かれるものには凡人にはちょっと突飛と思える具材をいれた味噌汁のススメがわりとでてきてて、しかしわたしはすぐに真似るほど出来の良い信奉者ではありませんでした。たとえば今年に入ってから読んだ土井先生の本ではトーストしたブドウパンとバターを入れて食べるとおいしいとあり(『味つけはせんでええんです』土井善晴・ミシマ社・2023・P118)確かに味噌バターはジャガイモなどにあうことを踏まえると間違っていなさそうで、大丸でブドウパンをみかけたときに迷ったものの、(ここらへんわたしのだらしないところなのですが踏ん切りがつかず)見送っています。しかし最近、バターでなくても脂があるベーコンはひょっとして味噌汁としてはわりとイけるのではあるまいか?と気が付き、ベーコンからでる塩分が味噌と一緒になってもそれほどでもないことを確認してからヨーカドーで2割引きであったのでついで買いしていたベーコンと手持ちの玉ねぎとでおっかなびっくりしながら作りました。なるほど、ひとことで云えばコクがでるのですが、これはこれでアリだな、と。

ここではてな今週のお題「最近やっと〇〇しました」をひっぱると味噌汁の具を土井先生に倣って冒険しています。もっとも梅雨に入る前のことなので最近といえるかどうか怪しいのですが。