はだかの王様

敬礼は制帽をかぶってる場合は右手の挙手の敬礼です。敬礼を受けたほうは礼儀として答礼をします。このとき制帽をかぶっていれば右手の挙手の敬礼で、国や組織などによって異なる可能性が高いものの、無帽の場合は10度ほど頭を下げるか、屋外では右手を左胸にあてることが多いです。なぜ右手か?というと右に武器を持つことが多かったからで挙手は「武器を手にしていませんよ」ということの証で、それが武器と関係ない制服制帽のある組織ではいまでも生きていたりします。

米国で軍事パレードが行われ、大統領が臨席したときの画像を報道で眺めていて興味深かったのは、大統領は無帽にもかかわらず挙手の敬礼をなぜかしていて、しかし隣にいる夫人は胸に手をあてる答礼です。兵が敬礼をしているとすれば礼儀正しいととられるのはこの場合胸に手をあてるほうで、無帽の挙手の敬礼は礼儀正しいとは思えないのです。いまは後方部門ですが制服制帽のある部門に配属されたことがあるので強烈な違和感があって、誰か教えてやれよ…と思わされたのですが、そこらへんの耳の痛いことを含めて忠告する人もいない裸の王様なのではあるまいか?と。

この人力詮索さては?が外れてるといいのですが、当たってたらちょっと怖いなあ…と。政治に詳しくないのでこのへんで。