アルミ缶を捨てに

くだらないことを書きます。

どうしてそんなことになったのかは書きにくいのですが、はるか昔に、ラブホからパンツをはかずにじかにデニムを履きコンビニまで行ったことがあります。冷静に考えればその途中で呼び止められることなどないのはわかるのですがそのときは呼び止められ身体検査などされたらどうしよう…などと考えていました。隠さなきゃいけないという心理は不思議で、見えはしないはずなのに、でも不思議と意識しちまってました。ミスに気がついてあとでこっそり修正するつもりで、いまは誰にも気がつかずにスルーされるのが望ましく、チェックされなきゃいいけどチェックされて指摘されたらどうしよう、っていう不安感にどこか似ているような気が。

話はいつものように横にすっ飛びます。

いま住んでいる街は人手不足なのか、ここのところ金属や缶ごみなどの収集日に収集されないことがあります。出勤前に出して、退勤後夜に帰ってきてもそのままでもちろん市役所は閉庁している時間で、翌朝は当然開庁時間前に出てますからどうしようもありません。平日はアルコールを摂取しないので少ないものの缶の収集が2回連続ないとそこそこの量になってきて、歩いていけないわけではない距離のスーパーは牛乳パックのほかにアルミ缶を資源回収していたことを思い出し、早めに帰宅できた先日の夜、そこまで行くことにしました。

ここではてな今週のお題「最近捨てたもの」を引っ張ります。

先日そのときに気が付いたですが、アルミの空き缶というのはある程度あるとちょっとした拍子に音がします。ふつうは歩いてそんな音立てませんから挙動不審者に思われたらヤダなと考え、次いで、抜き足差し足忍び足はムリにしてもなるべく音をたてないようにしようと考え、さらに、そんなことを考えたせいか職務質問されたらどう説明しようかな、などと考えてました。いまから思えば以前のようなノーパンでもないし怪しい麻薬を運んでいるわけでもないので職務質問されたって正直にアルミ缶ですと答えればいいのです。ですが、なぜか不思議と「空き缶を隠さねばならない」という前提にそのときはなっていました。余計なことを考えているといつもより距離が長く感じられ、回収をしているスーパーにたどり着いてアルミ缶を回収ボックスに入れたときはなぜか安堵していました。おそらくアルミ缶を捨てて安堵したのは人生ではじめてです。

アルミ缶を回収ボックスに持って行くだけだったにもかかわらず疲労もあったせいか過去の経験に引きずられて思考が謎発展してしまったのですが、いまなら笑い話にできるものの、ちょっと懲りました。通常の収集に戻ってくれるとありがたいのだけど、どうだろ。