人は想定したスピードより遅いと困惑するのではないか、という仮説をもっています。いちばんわかりやすいのが渋滞で、個人的には想定外の渋滞にぶち当たると不機嫌になりやすいです。ここで仮説があってるかどうかの論証をするつもりはありません。
さらに個人的なことをもうちょっと書くと抱えてる仕事がいくらか忙しい中で、代打で小さいながらもせねばならぬことが増えしかしながらそれがスムーズに解決できそうにないことがわかったりすると想定したスピードより遅くなるのは確実なので困惑しつつ不機嫌を外に出したくなるのですが、厄介なことにたいてい不機嫌を外に出しても事態の解決にはなんの役にも立たないことが多いので外には出しません。その代わり、朝に勤務先へ行くのが憂鬱になったりします。
偶然かもしれぬものの、私用のパソコンが不具合がでてきちまいそれを修理にだすための手配とか、さらに(燃えるゴミではないのでまだマシなのですが)なぜか住んでいる街では缶ゴミがなぜか必ず収集されなかったりとか、いままで順調にいってたものがここで突然崩れたりしていて、憂鬱の度合いが今週に入ってから濃くなってきました。しかしやはりここで不貞腐れたりとかしても事態の改善にはなにもつながりません。靴屋の小人さんが寝ている間になんとかしてくれてると嬉しいのですが、残念ながら(…残念ながら?)靴屋の小人さんは存在しません。
以前お世話になった消化器科の先生が「食欲はすべてを癒す」と云っていて(ただし消化器以外のがんの影響でこの世にはいないのであまり説得力はないのですがそれはともかく)、なのでたまに良いジャムとかパンを買うのですが、今回はというか今回もというか退勤時に大丸でちょっと高めのパンを買い、それを朝に充てました。あけすけなことを書くと値段だけのことはあって、ひと口食べたら憂鬱をいったんシャットアウトできています。舌が精神と直結してることの自白になっちまうのですけど、あと何日かは朝は良いパンで憂鬱を吹っ飛ばす予定です。
物価高の折、節約すべき、というのは百も承知なのですが、ちょっと愚行を続けます。