藤の花満開

くだらないことを書きます。

舞踊の『藤娘』は藤の花の精が舞うのですが、解釈についてわたしが間違ってなければ嫉妬で酒をあおって酔っぱらって踊っているはずです。藤の花に花の精というのが居ること自体きわめてSFチックだなあ…と初見時に感じ、さらに、花の精が酒に酔っぱらうという発想が酒好きとしては親近感を覚えました。ただ残念ながら(…残念ながら?)踊るほど私は酔ったことがなくどれほど酔えばそうなるのか謎です。代わりに陽気になるのですが…って要らんことを書きはじめそうな気がするのでこれくらいにして。

そろそろ満開だろうと予測してクリーニング店へ行く道すがら遠回りになるものの

行き掛けの駄賃として近所の公園で藤の花を眺めていました。風がないとピクリとも動きませんが、だらーんと伸びる花の房が、突っ伏した酔っ払いの手に見えないこともないです。いまさらながら酔っ払いに見立てたのは秀逸だなあ…と。

東京の多摩地方は藤の花が咲きはじめました。