どうでもよいような話をします。
炊飯器のメーカーが作った各地のお米のチャート表があって去秋の米不足のときにそれを閲覧しています。縦軸の上位が「甘さ」で下位は「あっさり」で、それまでお米の甘さというのをそれほど意識したことがなかったので、そのときは「そんなものがあるのか」という程度で、いまいちぴんとこなかったのですが。
いつものように話は横にすっ飛びます。
いま住んでいる多摩地区のちいさな街の駅前のスーパーでは北海道産の無洗米ななつぼし2キロが冬の終わりくらいまで1998円で、去年に比べれば確実に高くなったのですがそれくらいなら許容できる値段なので去秋以降それを買っていました。いまでも値段はほぼそのままなのですが今月の途中からは入荷が不安定で、先日は棚にはほとんど在庫がなくあっても玄米だけでした。店員さんに訊けば開店前に並んでることもあるそうで、退勤後閉店時間が近い状況で米を買おうなんて無理ゲーっぽいようで。
花嫁修業なんてしたことありませんし料理学校に通ったこともなく、台所での夕食のレパートリーは米飯中心で、広島式のお好み焼きに冷やしトマトとか米飯以外は数えるほどしかありません。手持ちのななつぼしの残が尽きかけてきて、タワマンが3つあってなおかつ大規模団地へ行くバスが3路線ある住んでいるちいさな街ではなく一つ手前で途中下車して探したところ、棚にひとつだけ残っていた新潟産こしいぶき無洗米2キロ2250円を入手出来ています。
恥ずかしながらこしいぶきという銘柄のお米を今回はじめて知り不安があったものの、実際口にしてこれなら充分イケる!と判断しています。そして「ななつぼしに比べて甘いかも」という印象を持ち、さらに米の甘さについてどういうことかを個人的にはうっすら理解したつもりでいました。
でもなんですが。
炊飯器メーカーの上お米のチャート表を思い出し、念のため確認したところ、「甘さ」の指標ではななつぼしはこしいぶきより上位に位置していました。つまり、甘さでは「ななつぼし>こしいぶき」で自らの舌の評価とは真逆でした。あははのは。おのれの舌に自信がなくなっています。
なお北海道と新潟の名誉のために書いておくと2銘柄とも甲乙つけがたいです。舌に自信がないので説得力はないかもしれません。でもってしばらくこしいぶきを楽しむ所存です。