他人の目について2025

たまにはいくらか真面目なことを書きます。

読んでいたライトノベルズの青春ブタ野郎シリーズの主人公のひとりである桜島先輩は、他人に認識されなくなった時点で湘南台の図書館で野生のバニーガールになっていました(何を云ってるかわからないと思うのですが詳細は原作をお読みください)。フィクションとはいえバニーガールの姿になることは犯罪ではないもののそれを読んでからこちら、人は他人の目が無いと比較的タガが外れるのではないか?と思うようになっています。

話はいつものように横にすっ飛びます。

隣県に所在するある小さな会社の株を持っていて、そこがいくらか怪しくなりはじめています。賃借対照表に一年以内に支払う項目として未払金というのがあるのですが一昨年まで数年ほど未払金の額がずっと同額で、一昨年の総会で「これは内容はどんなものですか」と尋ねると取締役も監査役も誰も答えずというか答えられず、3年前の帳簿を調べて貰ったら設備工事をある役員が立替払いをしその役員に対しての未払金ということが判明し、ところが名指しされた役員が「おれそんなの知らねえ」と云いだし、そこから緊張した空気が漂いはじめたことがありました。小さな質問を重ねて外堀を埋めて追いつめる私の存在と質問が引き金になったと思われるのですが、去年の株主総会では監査役が全員欠席しています(ただし監査役は総会に出席義務はないので違法ではない)。誰のせい?といったらたぶん私です。あははのは(ほんとは笑い事ではないかもしれない)。

その会社の総会があって隣県まで出かけたら今年は監査役が全員欠席したうえに取締役が1人欠席していました。他の出席者から激励されつつ去年もひるまず疑義ぶつけていたので、誰のせい?といったらおそらく私です。今回も疑義がないわけではなく一般管理費等の設備の検査料の項目が無くなっていて質問し(これは働いている人の安全性に関わることなので検査を要求し)去年同様にやはり緊張した空気が張り詰めてます。実際に事故が起きてないとはいえ以前はそれで問題なかったとしても、マズいと思った疑義はぶつけています。

話を元に戻すと、私以外はその地域の人々で、私は何年経っても確実に異分子で他人です。他人の視線というのがあったなら人はタガが外れないのではないか?と考えていて、道半ばですがそれ地道にやっています…ってここで終われば美談で終わるのですが。

いま中央線は2階建てグリーン車の増結作業をやっていて、3月までは無料で、往路は途中まではそれに乗っていました。京の都では香炉峰の雪はいかならむいわれれば簾を撥げてみるといいますが

中央線では2階からの車窓はどんなものかと思えばグリーン車のブラインドを上げて眺める状況です。くわえて、席は特急と同じく二人掛け、下りの高尾から先や上りは高尾までは人が少なめで、ので、復路は駅前の店でワンカップのワイン(というのがあるのでそれ)を買い求め、眺望を肴にゆっくりするぞ!と駅で上り電車を待っていました。ですが時間的にいちばん都合の良い電車は高尾行きでグリーン車はナシで、地下鉄とか小田急みたいな横並びのシートのやつでした。さすがにワンカップのワインをあける気にならず。やはり他人の目というか人目があるとタガを外しにくくなりませんかね。ならないかもですが。