バテ気味のときの試行錯誤その4

私は料理学校卒ではなくあほう学部卒で料理に詳しくありません。ので、ほんとの名前を知らない料理というのがあって、皮をむかずに乱切りした茄子をほかの野菜と一緒に油で炒めその上で味噌を絡めたものを鉄火みそと覚えていて、しかしほんとに世の中ではそう呼ばれてるかは怪しいところがあります。茄子のほかに決まりがあるわけでは無くもちろんナスだけでもよく、加えるとしたらいろどり的にニンジンや(わたしは冷凍のをつかっちまいますがいまが旬の)インゲンなどがベターで、一味唐辛子をかけてもgoodです。バテないように白飯がすすむ、どちらかというと夏にやるざっかけな料理です。

話はいつものように横にすっ飛びます。

以前祇園祭を見学した際に加茂茄子の田楽を食べています。ここではてな今週のお題「夏野菜」を引っ張ると祇園祭のあたりが露地もの加茂茄子が出回る時期で、なによりも旬の茄子というのがこれほどにも美味しいのか、ということを思い知らされています。祇園祭の報道を見かけて思い出し、加茂茄子はムリでもどこにでもあるような茄子で茶せん茄子の煮びたしにしようと買ってきたものの、相変わらず暑い日が続いていて台所でつい日和ってバテぬように上記のような鉄火みそにしちまいました。白飯はすすみましたが旬を感じたかというと怪しくてあんまりで後悔こそしていませんが物足りなさはあって、近いうちにリベンジしたいところであったり。

以下くだらないことを。

私の知っている鉄火みそは甲州由来のものと思われるのですが、マグロの赤身が入っているわけでもないのになぜそれを鉄火みそというのかは両親が居なくなってしまったいまは正直謎です。めんどくさいことを書くと彼氏から訊く限り千葉方面に行くと落花生を炒って砂糖と味噌で味付けしたものを落花生の鉄火みそともいうようで。やはりマグロの赤身とは無関係なのですが茄子も全く関係なくなり、そしてなぜそれも鉄火というのかも謎なのだとか。まだ知らぬ鉄火みそもありそうなのですが話がズレてきたのでこのへんで。