いまはもうないものの生まれ育った街の商店街には小さな食料品店があって、そこで自家製のキムチを売っていました。ただしキュウリのやつでそれをオイキムチと呼ぶのを知ったのは大人になってからで、よく「○○だけでごはん何杯もイケる」という表現がありますが炊き立ての白いご飯にそのキュウリのオイキムチだけでも思春期の頃は十分満足していた時期があります。
話はいつものように横にすっ飛びます。
東京は梅雨入りしていますがなぜか不思議と気温が高い日が続いています。昼間の最高気温が30度越えなんてのは残念ながら梅雨時でもここ数年珍しくないのですが、最低気温が25度近くもしくはそれ以上の日があって、夜間に冷房や除湿を効かしてそこそこ睡眠はとれてはいるものの、堪えるというかけっこう身体に疲労が残っています。ぴちぴちの若鮎を自称できる歳ではないので年齢からくるものの可能性も否定できないのですがそれはともかく簡単に書けばいくらかバテていて、「なんか喰わなくちゃな…」と思いつつも食欲が湧かなかったりしていました。
退勤後に寄ったヨーカドーでキュウリを目にして「ああこれでオイキムチを作ろうか」と思い付き、コチジャンを筆頭にそこそこ材料はあるので足らなかったニンニクチューブなどを買い足し自作しています。一晩おいて実食したのですが、昔に食べた味には似せられないものの、オイキムチの辛みというのは食欲を喚起させるような気が(注・効果には個人差があります)。
以下、くだらない話を。
ピーナツを甘めの味噌でからめた味噌ピーというのがあってあれも食欲出る、とアドバイスを貰ったのですが、白いご飯に甘味噌を絡めたピーナツというのが(ピーナツにご飯の経験がないので)ちょっと想像を絶しています。なんだろ、舌に関することは慣れと思い込みが何割か占めるかもしれぬのですが、そのうち覚悟を決めて(…覚悟を決めて?)試してみるつもりです。