手術と注射と血圧の関係の個人的メモ

白内障の日帰りの手術を受けてきました。きっかけは小田急線のホームの案内板を眺めていたときで、以前はもっとくっきり見えたはずなのにそうではないことに気が付きもしや老眼になったのでは?と緑内障でお世話になってるドクタに相談したら「白内障が進行してます」といわれ、40代でもなるひとはなりますと断言され、手術をすすめられたので受けてきました。手術そのものはうまくいってます。

手術室の前に準備室のような場所があり術前にそこで寝っ転がりつつおそらく抗菌もしくは消毒を兼ねた点眼を間隔をあけて三回くらい行っています。そのほかに血中の酸素濃度や血圧も随時測っていて、最初は「低めですね」といわれつつ血圧は上が108でした。

そのうち化膿止めの点滴を、ということになりました。それはそれで大事なことなので、まず右腕を差し出したものの、父も母もそうだったのですが血管を見つけにくくその遺伝なのか見つけることが出来ず、次いで以前採血したことのあるあたりを指差しながら左を差しだしました。「ここかな」とおぼしき所を刺したもののやはりちがったらしく抜いて止血しています。そして右でもう一度、ということになって「ここかな」というところを刺したのですが、そこでも空振りでもう一度針を抜き、止血しています。看護師さんが悪いわけではないので(かといって私が悪いわけでもないのだけど)「なんどやってもいいですよ」と宥めたものの、「二度あることは三度ある」という諺が頭をよぎったのか、別の看護師さんに交代となり改めて左で針を刺して点滴の経路?を確保しました。

それから数分して別の血圧を計ったら今度は140を越えるレベルで血圧が上がっています。血圧を測った看護師さんは点滴の経路を探してくれた人とは別で、おそらく注射針を何度か刺されたら血圧は上がると思われるのですが、懸命に経路を探してくれた看護師さんの手前何度も刺されたせいですとは言いにくく「手術はしばらくしてないので」などとテキトーに答えていたら数分後「不安を抑える薬です」というのが出てきました。こうなってくるとそれが陀羅尼助だろうと透沈香だろうと飲むしかありません。その抗不安剤が効いたのか何の不安も無く手術室に行けてます。結果オーライとはいうものの、あの患者はいい歳して手術を前に血圧が上がったと思われてたとしたら、若干のひっかかりがあるのですけれども。

白内障眼内レンズの技術開発に驚かされつつくだらないことを書くと、血管がでにくい患者の点滴経路確保法とか痛くない注射針の開発とかそこらへんのも資金をつぎ込んでくれないだろうか、とか、思っちまったんすが。

しばらく安静にしててくださいといわれたのでこのへんで。