『宇崎ちゃんは遊びたい!ω』3話を視聴しました。はてなにはアニメに詳しい人が沢山いて、それほど詳しくないのがいちいちここで書くことにどれだけの意味があるのかわかりませんが、書かず放置するのがなんだかもったいない気がするので書きます。
若干のネタバレをお許し願いたいのですが、3話では桜井先輩と宇崎ちゃんが学祭で占いの鑑定を受けることがメインです。その占いについては是非原作かアニメで詳細を確認していただきたいのですが、その占いの結果について知ってしまった桜井先輩は動揺を隠せず数日引き摺り、やがて克服します。一方宇崎ちゃんは「占いなんかは遊びみたいなものですから」といい、占いの結果を知っても表面上は平静を保つものの、宇崎ちゃんにとっては決して悪いものではなかったがゆえに好意的に解釈し、桜井先輩とは逆に数日後には(物語の中の言葉を引用すれば)「片寄った思考は片寄った情報を栄養にして、やがて暴走をはじめ」ます。どのように暴走したかや桜井先輩と宇崎ちゃんがどうなったかはやはり原作かアニメをご覧いただきたいのですが。
作中、自分にとって都合の良い情報を好み信じ込むようになる心理についても語られています。宇崎ちゃんはまさにそれです。心底「あはは」と笑えればよいのですが、今回の話は繰り返しますが占いに紐付けられています。フィクションにのせてあるとはいえ、占いについてそれが吉兆であれ凶兆であれそれをどこか信じてしまう人の背中をぐさりと刺しにいってるわけで、視聴している時点で度の高い焼酎を呑んだヒリヒリ感がありました。
以下どうでもよいこと、かつ、きわめて個人的な感想を。
領収書などを含め金額に関してカンマの桁区切りを打つ習慣は社会人になるまで知りませんでした。金銭を扱う方面に異動になったとき、チェックするとき視易いから絶対打てと口酸っぱく指導を受け、以降カンマの桁区切りをするようになっています。とはいうものの忘れそうになることがないわけではありません。そういうところについて、血液型占いでB型は雑というのを知って以来、なにぶんB型なので…って血液型のせいにしたくなることがないわけではありません。そういう自覚があるので、自分にとって都合の良い情報を好み信じ込むという点については宇崎ちゃんを腹から笑えるかといったらそれほどでもなく苦笑いしつつ、視聴しながら刺された感覚がありました。
いやアニメをそんなふうに見ないだろ?といわれるとキツいので、このへんで。