清水観音堂のモッコウバラ

上野の山はもともと寛永寺の境内だったのですが明治維新以降は公園となり、いまに至ります。すべてが公園となったわけではなく、あちこちに寛永寺の諸堂が残ります。

そのひとつが清水観音堂です。その清水観音堂のそばを通ったときに、遠目でもわかるくらいに

黄色いなにかが見えてきて(さかなクンじゃないけど)正直ギョッとして

近づいて眺めるとモッコウバラです。おそらく寛永寺で植えたもののはず。昨日今日でこんなになるはずはなく、なのでずっと前からあったはずです。しかしはじめて気がつきました。読んでいたシリーズものの本で繰り返し繰り返し出て来たテーマのひとつが「人は見たいようにしかものを見ない」というやつで、読んでいた本に影響されるのは悪い癖ですが、なんだか「ほんとそうだよなあ」と。