「ネタドリ」を視聴して(もしくは東京大神宮の事例について)

飯田橋駅からそう遠くないところに東京大神宮という神社があります。恥ずかしながらその近くの大学に通っていましたが詳細な場所は知らぬまま卒業して社会人になっています…ってそんな個人情報はどうでもよくて。年末年始にその東京大神宮でクラスターが発生していたのは知っていて漠然と「どうして神社で?」という素朴な疑問がありました。ありましたが勤務先からも離れてるし飯田橋で降りることなどほぼ皆無なので、素朴な疑問はずっとそのままにしていたのですが。

NHK総合に関東ローカルの「ネタドリ」という番組がありほぼ限りなく偶然なのですがそれを視聴していて、東京大神宮のクラスターを取り上げていました。地元の保健所が介入調査した結果、食堂が原因ひとつとして挙げられていて、しかし以前より感染対策はされていて、たとえばアクリル板を設置し窓は開けていたそうなのです。ところが窓の反対側にある扉が常時開いていたわけではなく、加えて通常の職員のほかに臨時の職員も居て、そこで感染者が増えてしまったようで。

二方向を空けないと意味が薄れる・窓を一方だけ開けていただけでは空気が積極的に入れかわるわけではない、というのはとても腑に落ちるものではあるのですが、(直接の担当ではないせいか)換気について頭の中にあってもその点を常に意識してたかというと怪しいです。たとえば雪の降った日に退勤時に電車の中で「反対側の窓が少しあいてるから」と寒いし雪や風が吹き込まぬように窓を閉める代わりにブラインド幕をおろしたことがあって、しかしそれは換気の観点から「あれはあまりよくないことだったのだな」と。

失敗の事例というと失礼だけど公開した東京大神宮と丹念に報道したNHKもちょっとすごいな、と思いました。相変わらず東京はシビアな状態です。非リモート勢なのですが、限界はあるものの個人レベルで防げそうな気をつけねばならぬ点について改めてひとつ気が付けただけ、ありがたかったり。