名前を覚えて貰うことに関しての答えの無さそうな些細な疑問

今日も今日とてくだらないことを書きます。

古畑任三郎シリーズのなかで向島巡査という登場人物がいます。顔は覚えてもらってもしかしなかなか名前が覚えてもらえず、名前を覚えてもらったら本人の姓が変わってしまう、という悲劇(?)の持ち主です。向島という苗字がそれほど覚えにくいわけではないはずなものの人の記憶って謎が多いですからそういうこともあるよなあ…と変には思いませんでした。

個人的体験を述べると社会人になりたての頃に勤務先で顔は覚えて貰っても名前までおいつかなかったことがあって「あいつ、なんつったっけ、ほら、あの東京の八百屋みたいなやつ」とある先輩が周囲に訊いていたらしく、可笑しかった記憶として云わずにはいられないといった調子で「きみな、八百屋っぽいらしいで」と別の先輩から告げ口とも忠告ともとれぬことを聞かされたことがあります。それ以前もそのときもそしてそれ以降も挨拶はわりとしっかりしてるはずですが、いまでも何年かに一度の確率で、自己紹介後も顔はいっぺんで覚えて貰っても一発で名前まで覚えて貰えなかったり、名前の一部が改変されたり(≒名前がちゃんと認識されてない)ってことはあったりします。ついでに書くと私の苗字は向島でもヤオハンでもありません。野菜の名前もかすりもしません。

抱えてる仕事の都合で書類のやりとりをしていて今日受け取ったものについて宛先等は確実に私の苗字なのですが、メモ的なものとして書かれてるペーパーに記載されてる苗字が一部が改変されてました。故意ではなさそうだし忙しいのだろうなと推測できるので、またまったく些細なことなのでそれでへそを曲げたりはしませんが、さすがに返信にはその改変された苗字ではなくてちゃんとした(?)苗字を書くつもりです。なんだろ、伊藤とか佐藤とか田中とか鈴木とか姓がメジャーなものであったらこんなふうにはならないのかな…的なことはちょっと考えちまいました。

さらにくだらぬことを書くと前に読んでいたラノベで自己紹介するシーンで「梓川サービスエリアの梓川に」とあって、ああ地名と同じ場合はそれでいっぺんで覚えて貰えそうなアドバンテージがあるのだな、と腑に落ちたのですが、同じ地名もなく同じ名前の有名人も居ない決してメジャな名前ではない場合はどうやったら一発で記憶してもらえるのだろう?的なことも苗字を改変されたせいかちょっとだけ考えちまってます。ここらへん、答えなんかありそうにないのですが。