けつの穴の小さい話(もしくはバス特廃止のこと)

身体の部位に関するスラングにはどうしてそんな表現なのか謎なものがあります。ケチ臭いことを「けつの穴が小さい」と表現するのですが、なんでそんな表現なのかがわかりません。よい子のみんなは知らなくていいのですけどそこをつかっていたすことをいたしたとしても、しばらくご無沙汰であれば元に戻ります。いたすことをいたさなければ小さいのが普通のはずです。でもって男には使いますが女性に対して使うことを聞いたことがありません。もしかしてなにか深遠な由来があるのではないかとずっと疑っています…ってそんなことを書きたいわけではなくて。

いま住んでいるところは最寄り駅まで歩いて15分くらいかかります。が、疲労が増してるときやひどい降雨のときは路線バスを使います。首都圏ではSuicaPASMOを路線バスで支払い時に利用するとポイントが貯まる「バス特」というシステムがあって、たとえば1000円乗れば100円分のポイントがついて、次回乗車時に差し引かれてました。今月に入って、横浜のほうのバス会社がそれを止めるというのは耳にしていたのですけど、うちの近所(多摩地区)を走ってるバス会社もそのポイントシステムを今月末で止めることをここで知りました。理由としてはSuicaPASMO普及のためにやっていたものの、その目的を果たしたから、とのことのようで。

関東の私鉄はどこも赤字決算になるはずなので公共交通機関の維持のためにはやむを得ないかな、とあたまでは理解しつつ、運賃が改定になるわけでもなく・月に1000円分乗ることが毎月あったわけではなく・月に1000円乗っても100円分得になるだけだったと知ってるものの、咄嗟に「けつの穴の小さい話だな」と思っちまい、それは見事にブーメランのように100円のお得を失うことを嘆くおのれに突き刺さりました。

目視したことはないものの、「お得」がなくなるだけで引っかかる程度に、けつの穴の小さい男だったのだな、と知らぬ自分をここで発見しています。