どんぶりメシ

たぶん何度も書いていると思うのですが卵が苦手です。半熟卵で有名な日本料理店へ連れて行ってもらったことがあるのですが、よりによってその有名な半熟卵にはいっさい箸を触れずにそのまま目の前にいた連れてきてくれた相手に押し付けています。卵が食べられるのならばカルボナーラとかかまたまうどんとか世界が広がるのかもしれません。でも、ダメなものはダメです。卵のない狭い世界で生きていたいです。

最近読んだ本の中でよこいち丼というのが出てきました。大学生協のメニューで、甘辛そぼろの上に温泉卵が載っている、という描写で、温泉卵が甘辛いそぼろを中和するのだろうなとかのなんとなくの想像はつきます。ありがたいことに検索したらそぼろの味付けのアバウトなレシピも出てきました。でも問題は温泉卵です。つくり方の想像はつくのですが、そんなもの喰うのなら死んだほうがましです。ほかに代替として思いつくのが名古屋駅で売ってる鶏そぼろ弁当のように炒り卵なのですが、できれば喰いたくありません。ちょっと考えたのち、冷凍ブロッコリを塩ゆでして載せています。

この週末作ってみて(コーンを添えてもよかったかなと思いつつ)わりとイケたのですが、バカにされそうなことを書くと、苦手意識は工夫の母だなあ、と改めて思いました。でもってどんぶりメシってなんかこう、優雅な食事にならないというか、(今回は甘辛のそぼろで食が進んだせいもあるのですが)無言でかきこむようなせわしない食事になっちまうよなあ、と。パブロフの犬のように吉野家で学んだ習性がついでてきちまうというか。