citrus「Whereabouts of love」

citrusというアニメを途中から視聴して最後まで見て、そのあと後日談が知りたくなって原作に手を出していることを先日書いた記憶があります。義理の姉妹になった性格の異なる女子高生2人(姉の藍原柚子、妹の藍原芽衣)が主人公のラブストーリーです。

 

gustav5.hatenablog.com

 

それを40半ばのおっさんが(こっそり)覗き見するように読んでいるのですからとてもキモチワルイことこの上ないと思います。

マンガなので読むことじたいはたいして時間がかからないので6巻以降も時間があるときに(こっそり)読み進めていました。以前はわりと沈着冷静であった妹が自らの変化に戸惑いながらも姉に対してたとえば歯形をつける程度にいくらか積極的になり、相変わらず向こう見ずな姉も戸惑いながらも積極性を受け入れようとします(詳しくは原作をお読みください)。はたからみると姉妹ではなく初々しい恋人同士のような関係に変化するのですが(詳しくは原作をお読みください)、妹が姉のためにある決断をし、それを姉も咎めません。ネタバレにならぬように書くのが難しいのですが、夜更けにそのくだりを読んだくたびれたおっさんがcitrusの単行本を片手に

「…マジ?」

と動揺してます。to be continuedって書いてあったのを幸いに、翌日残業ののち退勤後に本屋へ直行して帰宅してさっさと雑事を片付けて、続きを(こっそり)読んで、マンガなので「ちょっと…」という展開なのですが、でもハッピーエンドで終わったので胸をなでおろしています(love forever)。てか、(青ブタもそうだったのですがあれは小説で)マンガで「続きを読ませてくれ」と思ったのはかなり珍しい経験でした。

ちょっと変なことを書きます。中華料理店でじゃじゃ麺を食べたかったのですが炸醤麺がメニューには載ってないことがありました。諦めようとしたら彼氏がウエイトレスさんに「炸醤麺じゃじゃ麺)、作れますか?」と尋ね、ウエイトレスさんがキッチンへ行き、オッケイが出たことがあります。私にはない発想と行動だったので素直に礼を述べたことがあります。愚者は経験から学ぶといいますが愚者のその経験から自分にないものが相手にあると惹かれることってあると思ってるのですが、義理の姉妹という関係で性格が異なるゆえに自分にないものを持っている姉に惹かれる妹の気持ちってのが途中から読んでるのですがよく理解できました。また特にシリーズ後半になるにつれ心理描写が濃くなり、度数の高いアルコールをのんでるような感覚にもなっています。

女性同士の恋愛のアニメと漫画を読んだのは初めての経験なのですが、てめえのことを棚に上げていうと、フィクションとはいえ相手の性別を意識せず恋に落ちたり惹かれあったりすることはやはりあってもおかしくないよなあ、という感想を抱いています。

まだ最初のほうを読んでいないのですが、そのうち読むつもりです。