森戸海岸から一色海岸へ

くだらないことを書きます。

三浦半島の西側に葉山という街があります。逗子や鎌倉より南です。夏に見た映画のなかでおそらく葉山の大きくはないけど印象的なチャペルがでてきて、そこはバージンロードの行く先の向こうが一面の透明ガラスになっていて、そのガラスの向こうには青い海が広がっているという非日常的な空間でした。男なので非常に云い難いことなのですが葉山はとても好きな洋菓子屋さんがあるところで何度か行ってるところでもあり、映画を観ながら「そんなところあったかな?」と思っていました。あったとしてもそこで挙式する予定があるわけでもないのだけど、天気がわりといいこともあって葉山へ足をのばしていました。

森戸というところであるのは映画でわかっていたので海に出て「海に面して大きなガラス張りになってる建物を探せばみつかるはずではないか」ということになって

森戸の砂浜を歩いていたら

4階が一面ガラス張りになってる建物をけっこうあっけなく発見しちまっています。さすがに中には入っていません。でも眺めよさそうで、あそこにチャペルをつくるのをよく思いついたな、と思っちまいました。

森戸からさらに南に進むと一色海岸にたどり着きます。一色海岸には葉山の御用邸があります。もちろん御用邸の内部は見学できません。が、つかわれなくなった敷地の一部は葉山町に貸与され、しおさい公園の名で整備されてて散策ができます。昭和天皇の海洋生物研究の拠点でもあったのでそれらをふまえて併設されてる博物館は相模灘の生物に関して詳細なコレクションがあります(貝類などは見応えがあるもののただ陳列してあるだけになってるのが残念なのですが)。

公園といってもけっこう立派で池泉回遊式庭園になってて鯉も居ますし

(おそらく人工の)滝もあります。

池泉式庭園や滝が御用邸時代にあったのかどうかはわかりません。

庭園と滝と博物館以外はあまり整備されずに自然のままです。袖を引っ張って小声で云われるまで気が付かなかったのですが冬ごもりの準備中であろう野生のリスが複数居て(カメラを向けたら逃げちまうかなあと思って写真を撮ってはいません)、野生のリスを身近に見たのはおそらくはじめてなのでしばらく観察してました。彼らけっこう跳ねるというか飛ぶんすね。どこへいくのかなあ、と眺めてると隣の御用地のほうへ去っていってます。想定外の零れ幸いがちょっとうれしかったです。

連休最後の日、葉山で羽根を伸ばしておりました