土井善晴のレシピ100

少し前に書いたことと重複しますが(血圧は問題ないのでたぶん心臓のほうを考慮してるのだと思うのですが)念のために当座一日の塩分摂取量をなるべく6gから10gの間におさまるように、という指示をドクタから受けています。この事態になるまで知らなかったことのひとつが、食パンにも塩分があるという事実です。食パン一枚につき0.7gあります。おにぎりはだいたい1個1g強はあります。朝に食パン1枚、昼におにぎり2個食べたら、夕飯に残された枠は3gくらいです。6gから10gなんだからオーバーしても良いのかもしれませんが平日はできうる限り6gに抑えたいという意識があり、最初はヨーカドーの食品売り場で「さあどうしよう」と調味料とにらめっこしていました。しかし疲労した頭ではメインを考えるだけで精いっぱいで、袋に入ってる小分けレタスを買って塩分計算はドレッシングひとさじ分にとどめてそれに塩分のない酢をかけてサラダはそれで済ませた夜もあります。

そのうち考え込むのもしんどくなってきて、日頃やっていたものの減塩を考えようとしました。でもこうなる事態まで、日頃は塩分なんて気にしないでチャーハンとか肉じゃがとかブリの照り焼きを作っていました。そもそもチャーハンや肉じゃがやブリの照り焼きが塩分がどれくらいなのか見当もつきません。そこからはじめないと意味ないな、と考えて夜遅くまでやってる図書館の料理本のコーナーへ行き、偶然土井善晴先生のレシピ集を手にとったら書いてありました。土井先生と同じように作ったら一人分換算で2.5g、2.0g、2.1gということのようで。ほかのレシピ本もいくつか手に取ったのですが、書いてあったのは土井先生のだけです。土井先生が誰に向けて作ったのかわからないのだけど、作り方だけではなく塩分をちゃんと踏まえてるところ、土井先生、ぱねえっす。4人分を基本に書かれてるので計算しなくちゃいけないところはあるのですが出来そうなものだけなるべく土井先生のレシピを参考に作り、今週は夕飯対策がだいぶ楽になってます(肉じゃがを2日連続にしたりしましたが)。

くだらないことを書くとトマトのシロップ煮とか手間のかかるものやチリコンカンなど塩分を考慮すると作れないものもあるのですが作れなくてもレシピ集って出来上がりを想像しながら熟読というか読み耽っちまうことありませんかね。ないかもですが。