かすみ目

断定の口調というのはわりと印象に残ります。耳で聞いたならなおのこと。〇〇なのに××しないなんて、などと聞いたとき、そこにたいした理屈がなくても断定ゆえに印象に残ってしまうので、耳にした方はそうかな?となってしまいがちです。いちばん印象に残ってるのはフォルクスワーゲンのゴルフを見たら頭を10回たたくと良いことが起きる、それをしないなんて、というのが子供の頃にありました。迷信の類なのですが、なぜフォルクスワーゲンじゃないといけないのかが謎で、いまだにわかりません。が、当時はゴルフを見て頭を10回たたいたことがありますってそんな話をしたいわけではなくて。

耳学問というか耳で聞いた断定的口調でおしえられた知識に乱視は老眼にならない、というのがありました。理屈は知りません。私は乱視で、だもんで、老眼にはならないだろうなどと変な自信がありました。昨日までは、です。昨日、事務作業に没頭していたせいもあるのですが、午後遅くからけっこう数字や文字が読みにくいというかいくらかかすんでしまうことがありました。ああこれってもしかして老眼?と思ったのですが、耳学問の乱視は老眼にならない、というのがこびりついてていまいち自信は持てません。もうひとつ書くとおれはまだ若いはずだという妙な自信があってこれは疲れ目に違いないという仮の結論を出して、マツキヨで目薬を買って点眼しました。その点眼の効果があったのか、今日は昨日と同じくらいハードだったのですが文字や数字が読みにくい事態にならなかったのですが。

ただ耳できいたことはただしいとは限らないので(乱視でも老眼になるのかもしれず)、読みにくい事態が続くようなら老眼を考慮して眼科へ行くつもりです。老眼でなくても疲れ目でそういう症状が出るのかと考えると、ああそういうお年頃になってしまったのだな、という感慨もちょっとあったり。