フラワー=デストロイヤー

すこし前に「ここはグリーン・ウッド」のことを書いた記憶があります。連載誌が「花とゆめ」という少女漫画だったせいもありコミックスも花とゆめで、「男らしくありたい」と考えていたので住んでいる街では買わず別の街でこっそり買っていたことも書いてるはずです。てか、書けば書くほど「男らしくありたい」から離れちまう気がするのですが匿名を奇貨としてとりあえず続けます。作者の那須雪絵さんの平成ひと桁の頃の作品に「フラワー=デストロイヤー」シリーズというのがあって、それも読んでいます。どんな話かはなにかしらの方法で読んでいただくとしてシリーズ中に「正体のわからないものはわからないから不安なのよ」というセリフがあったりします。不安を抱えていたほうからすると「ああそういうことか」と腑に落ちる言葉で、いまでも不安があるときは不安に思う対象をきちんと直視して極力わからないものとわかることを分別したり、ということをしてますって話がズレた。でもって記憶に間違いなければ「サマー・ファング」という回で、主人公がいままで諦めがよすぎたかもしれぬと自覚し流されないようにおのれの牙で「かみつきたい」と鏡の前で決心し、そこで虫歯を見つけるシーンがあります。妙に印象に残って、つられて牙≒犬歯は守らねばと(歯を削る機械がほんと苦手で避けてたので)覚悟を決めて犬歯のとなりの虫歯の治療に行ってます。牙≒犬歯は無事で(って、犬歯って獣ではないので特段なんの役割があるのかはいまいちわかっていないのですけど)、歯牙の欠損が最低限で済んでいるのはフラワー=デストロイヤーの影響かもしれません。少女マンガに影響を受けたというのは男らしくありませんが、読まなかったらいまよりもっと諦めがよく・流されやすく・歯を食いしばる状況に耐えられない人間になってたかも、という意識があります。

今週のはてなのお題が電動歯ブラシ「ドルツ」特別お題キャンペーン #はてなブログ歯みがき週間 「私の歯みがき」

バナー
Sponsored by Panasonic

なのですが、歯牙の欠損をいまのままキープしたいというのもあるのですが、苦手意識は人を行動に駆り立てますっていうと主語が大きいので言い換えると、(というか書けば書くほど男らしさから離れてる気がするのですが実のところ)歯を削る機械が苦手でいまでも可能ならあの機械にお世話になりたくない一心で、歯みがきは真面目にやっています。