解決しない疑問

時間というのは有限で、時間をかけて全力で取り組めばいいのですがそうもいかぬとき、なにかしらのことに取り組んでいるときになにも知らず全体像も理解できぬまま手探りで試行錯誤してその仮の結論をだしたら全体像を知ってる相手から慇懃に結果だけひとこと「それは違う」とかいわれると「やってらんねー」とかになりがちです。なりがちです、と書いたのはおれはそうなりやすいけどほかの人が必ずしもそうなるとは限らないからです。知識でもそうで、時間は有限なので何もかも吸収できてるとは限りません。でも知識のない人を知識のある人は「ああこいつはこんなことも知らないのか」という態度をとりがちで、私はさして知識がない側の人間なのでけっこう反発しちまうことがあります。たぶん根っこにあるのは(さして知識はないけど)プライドが傷つけられたからでしょう。低いつもりで高いのが尿酸値とプライドですな、って博多華丸師匠の言葉にあるのですけど、尿酸値は低いですがプライドは高いかもしれませんっててめえのことはともかく。
14日って忠臣蔵の吉良邸討ち入りの日なんすが、なぜ松の廊下の事件が起きたのか、浅野内匠頭に斬られたのか、ってがずっと気になってて、浅野側が気が利かず吉良側に賂を贈らなかったので吉良にぞんざいに扱われ、結果恥をかいたりプライドを傷つけられた、ってのが通説になってはいるのですが、(教えを乞うために頭を下げることは厭わないものの)プライドが無駄にあって気が利かないほうなのでどうしても浅野側に立ってあれこれ考えてしまい「吉良ってやはりいやなやつだからしょうがないよな」というところに最後は落ち着いてしまいます。いけすかないやつだから斬られてあたりまえ、っていう着地点を固持しても良いのですがそれだと気の効かない私はいけすかないやつに相対して似たような場面に立ったら斬りつけてしまう可能性もあるわけで。幸いなことに事件を起こしたことはありませんが。
忠臣蔵のことを考えるとボールペンでビー玉をつつくように思考がコロコロ転がり毎年答えが出なくておのれの暴力性に直面します。つきつめれば「いけすかない奴とかヤな奴とつきあわざるをえないとき、どうすればいいのか」ってのにいきつくのですが、何回か書いては違うなということの繰り返しなんすけど、その根本の疑問は毎年解決してません。