定物定位置という言葉があります。工具置き場などの工具を使い終わったら必ず工具を定位置に置くようにして事故や紛失をなるべく防ぐための方策です。工具は場所によってはどこかに置きっぱなしにしておくと凶器たり得ますから安全対策になりますし、徹底すれば探す時間も省けます。社会人になりたての頃に叩き込まれた動作のひとつです。住んでいるところではキッチンではこれを徹底しています。キッチンでは、と書いたのにはわけがあります。キッチン以外では徹底できないことがあります。たとえばメガネです。寝る前にメガネを置いておく場所を決めてその定物定位置を徹底できれば良いのですが、残念ながら根がずぼらなので徹底できていません。翌朝、置いてあるはずの場所にメガネがないことがあります。裸眼で生活するのはかなりきついので故・横山やすし師匠ばりにメガネメガネ…と探すことになります。だいたい10日にいっぺんはやっちまいます。ひとりのときならまだ良いのですが隣に寝てる人がいるときにやってしまうと視線がいくぶん恥ずかしいものがあります。でも不思議なもので幸か不幸かというかいままでメガネを紛失したことはありませんし床に置いて踏み潰したこともありません。はてなの今週のお題が「お部屋自慢」なのですが、メガネを護る妖精が私の部屋にこっそり棲みついているのはではないか…と思ってて、それが唯一の自慢です、って冗談はさておき。