とりあたま

東大卒でも理系でもないのですが個人的に工学部に知り合いがいて本郷の五月祭の見学に行っていました。用が済んだあとに理学部と工学部の展示を眺めてたのですが(どちらかというと見学に来ていた高校生向けのものが多いのですが)月の生成過程や偏西風についてなどを含め、けっこう興味深いものがありました。いまさら勉強しても私生活や仕事にはなんの役にも立たないけど、なんの役に立たないことほど魅力的に見えたというか。
でもって力学系の研究室で飛行機につかわれる

炭素繊維をラティス状に組んで強度を増す研究をしてる方の説明を聞いてて、ラティス状に組んだ三角形の角度によって座屈(≒変形)しやすくなったり座屈しにくくなったり、という説明を聞いて、その場でなるほどなあととても腑に落ちたのですが、いざあとでこうやって振り返ってみるとなにがどう腑に落ちたのかをさっぱり忘れてます。理解ってのがなにかというのもあるのですが(他人に自らの言葉で説明できる程度を理解とするならこのラティス状の三角の話はおそらく理解できていない)、理解したらその場でメモしないとやはり身につかない鳥頭なんだなあ、とあらためておのれのことを自覚。