上を通過する人の住処に育毛トニックが置いてありました。訊いたら「髪が細くなってきつつある兆候」を指摘されたそうで、しかし傍からみる限りそれほど気になるかというとまったくそんなことはありません。でも「育毛剤というのは生えている段階からやらないとダメらしいよ」と。知らなかったので「え?そうなの」とおどろいてると「なんにも生えてないところから生えるわけない」と。云われればたしかにそうかもと思っちまったんすが、でもほんとのところはわかりません。
野郎の乳首というのは存在意義が無いようであるのですが(よいこのみんなはわかんなくていいです)、東国原知事だったか育毛剤によって乳首にしこりができる事例を読んだことがあって副作用がないわけではないことをに言うと「髪がふさふさになるけど寿命が短くなる条件下で髪と命どちらをとるか」という妙な二択方向へなぜか話が進んでしまい、別に毛髪にうっとりして恋をしたわけではないので「命が短くなるのは困るなあ」と答えました。どこかへ行かれてしまうのが怖いってのもあるのですがそれは横に置いておくとして、身体の特徴を云うべきではないという前提がある世の中でそれをそのまま指摘すると罵倒語となりえ、ここのところ「ハゲ」は特にあんまりよいようにとられないのですが、無毛・スキンヘッドでもカッコいい・渋い人はいるので髪がないことは必ずしも悪くないな、と思っています。でも「髪はないよりあったほうがいいかな」と内心考えちまうところはちょっとだけあります。それはたぶん見慣れてるせいかも。
私は(いくらか白髪があるものの)兆候はないのですが、「髪がふさふさになるけど寿命が短くなる条件下で髪と命どちらをとるか」について逆質問をして、それには答えずに(本人はあんまり好きではないいくらか天パっぽい)この髪残しといたら、といわれたので、同じものを買うつもりでメモしてきました。